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注目の日本人作曲家達による新しい吹奏楽のオリジナル作品を
プロ・バンドの演奏で新録音!!

全曲ブレーンの楽曲を使用!
Vol.4 大いなる約束の大地〜チンギス・ハーン

指揮:井田 康男、村田 茂
演奏:陸上自衛隊中部方面音楽隊

品番:BOCD-7199
価格:2,800円(税込)

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鈴木英史氏の話題作「大いなる約束の大地 〜チンギス・ハーン」をはじめ、
長生淳氏の人気曲「楓葉の舞」のコンクール・エディション、
そして「科戸の鵲巣」の中橋愛生氏や八木澤教司氏による新曲など、
コンクール・コンサートの選曲として幅広く活用できる作品集!

■この河は生命を湛える
〜四万十逍遙、源流から河口へ〜/飯島俊成
 [6:50]
作曲者、飯島俊成氏が高知県土佐山田から四万十流域を巡った際に楽想を得て作られた楽曲。

飯島氏はこの取材から、自然に手を加えることなく、人間が自然に寄り添って生きてきたことにより四万十川は生命に溢れている、そう実感できたと語る。

全曲を通じるテーマに使用されている大野見村の田植歌は、どこか素朴で懐かしい田園風景を呼び起こさせる。

演奏に際しては、音楽的に難解な部分が少ない分、自然の雄大さをダイナミックに表現する音楽性が求められる。

2002年 鏡野吹奏楽団 創立25周年委嘱作品
2002年 全日本吹奏楽コンクール 鏡野吹奏楽団 銅賞 

楽譜

■エンペドクレスの愛/八木澤教司 [9:07]
哲学史で有名なエンペドクレスは「万物は地・水・火・風の4つの元素からなり、その元素は愛の引力や憎しみの斥力によって結合・分離する」と唱えた紀元前450年頃の哲学者である。

この曲の委嘱団体(熊本市民吹奏楽団)が活動する熊本の壮大な【地】、美味しい【水】、阿蘇の【風】、象徴となる【火】という4つの印象をエンペドクレスの四元素説と重なり合わせ、観念的なアプローチからの作曲となった。

曲想はテーマが形を変え繰り返し現れ、緊張感を増し、そして壮麗なコラールからクライマックスに向かっていく。その流れは、さまざまな元素が形を変え混ざり合っていくようである。

2007年 熊本市民吹奏楽団 委嘱

楽譜

■楓葉の舞(コンクール・エディション)/長生淳 [7:19]
ヤマハ吹奏楽団の委嘱作品、「波の穂」「蒼天の滴」「翠風の光」に続く四作目としての作品。

全曲版は20分を超す大曲であり、今回レコーディングされたカット版は作曲者自身によるもの。全体のエッセンスを凝縮し、さらに魅力を失うことなく構成されたカット版となった。7分半でコンクールにも最適な演奏時間である。

2003年 ヤマハ吹奏楽団 委嘱作品
2003年 全日本吹奏楽コンクール ヤマハ吹奏楽団浜松 金賞
2004年 全日本吹奏楽コンクール 浜松商業高等学校吹奏楽部 銅賞
2004年 全日本吹奏楽コンクール 富山商業高等学校吹奏楽部 銀賞

楽譜

■All Things Must Pass
〜すべてが移り変わっていく〜/清水大輔
 [8:37]
2007年、北海道北見商業高等学校吹奏楽局の委嘱により書かれた作品。
作品を書く前に清水氏が北海道を訪れた際に、何より感動したのはその土地で素晴らしい音楽を奏でている北見商業高等学校吹奏楽局の皆さんであった。

タイトルの『All Things Must Pass』はそんな素晴らしい皆さんが『今』を最大限に生き、そして『今』が最高の時であるという意味を込めて、さらに生徒の姿と北の大地に最大限の敬意を表してつけられた。

冒頭部分では美幌峠の神秘さ、壮大さを表現し、高音木管による滴るようなパッセージに始まり、中低音による壮大な旋律の後、場面は突然変わり北見商業高校の生徒が日常の練習している場面に変わっていく。

2007年 北海道北見商業高等学校吹奏楽局 委嘱作品

楽譜

■組踊る天海の狭間に 吹奏楽のための/中橋愛生 [6:47]
タイトル中の「天海」は「あまみ」と読むが、これには「奄美」の意も潜んでいる。

琉球神話によると、奄美群島は阿麻弥姑(アマミキヨ)神が天より降り立ち、国造りを行なった地だという。天と海の狭間に在りて、人が営みを始めた場所である。現在、かの地は「琉球と大和の狭間」である。行政的に鹿児島に属しているが、文化的には琉球のそれに近い。二つの文化の交点であると言ってもよいだろう。

異なった文化・様々な思想が交わり、やがて一つになって新たな営みとなることを願って作曲された。

演奏に際しては、前半の透明な響きによる天と海の神秘的な雰囲気、そして琉球音階による踊りの部分と音楽的な表情の変化が求められる。

陸上自衛隊第1混成団音楽隊 委嘱作品 2008年9月9日完成

楽譜

■火焔 〜国宝「火焔土器」によせて〜/高橋伸哉 [7:10]
縄文中期の代表的な遺物のひとつ火焔土器に楽想を求めた作品。
火焔土器の造形美、圧倒的な存在感から感じられる人間の力強い生命力が表現されている。

各楽器の低音域の音色を多用し、神秘的な雰囲気を持つ「緩」の前半と、旋律や音量の急激変化、激しいリズムによって作り出される「急」の後半とのコントラストが魅力。

技術的に困難な部分が少なくスクールバンドでも演奏ができ、かつスケールの大きな演奏効果が得られる。

2001年 国立音楽大学シンフォニック・ウィンド・アンサンブル委嘱作品。

楽譜

■大いなる約束の大地 〜チンギス・ハーン/鈴木英史 [8:14]
モンゴルの民謡オルティンドー(長い歌の意味)と西洋4声体音楽を西洋と東洋にまたがる大きな大陸を制覇したチンギス・ハーンになぞらえ、音楽上で出会わせようとした曲。

曲中に使われている「オルティンドー・ゴージナナー」は様々な楽器で繰り返され、雄大な大地が想像される。

作曲者の他の作品との共通のモティーフや和音を使用するなどの仕掛けを忍び込ませてある。
コンクールなどで中学生から一般団体まで幅広く演奏されている。

2007年 リヴィエール吹奏楽団・三重県立上野高等学校吹奏楽部共同委嘱
2007年 全日本吹奏楽コンクール リヴィエール吹奏楽団 銀賞

楽譜
Vol.3 吹奏楽のためのゴシック

指揮:武田晃・樋口孝博
演奏:陸上自衛隊中央音楽隊

品番:BOCD-7182
価格:2,800円(税込)

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2006年の全日本吹奏楽コンクールで演奏されたタイトル曲「ゴシック」の全曲版のほか、中学生でも演奏しやすく演奏効果が高い「日本の旋律による三つの情景」など、人気作曲家の曲を収録した濃密な一枚!

■ダンス・セレブレーション/建部知弘 [2:58]
糸魚川吹奏楽団の創立25周年を記念して2000年の初秋に作曲、同年10月14日の第22回定期演奏会で自らの指揮により初演された作品。 翌年「響宴IV」において取り上げられ再演、その後オーケストレーション等に若干の加筆・改訂を行えられた。

曲は祝典の幕開けを告げるような華やかな序奏から始まり、最後までテンポを変えることなく一気に終わるシンプルなものとなっており、曲中にはアメリカの作曲家(C.カーターなど)への憧憬などもある。

コンサートのオープニングにふさわしく、また特殊な打楽器が少ないのでスクールバンドでも十分に取り組める内容となっている。

2000年糸魚川吹奏楽団委嘱作品

■波の通り道/酒井 格 [7:15]
2002年〜2004年まで全国大会3年連続金賞を記録した龍谷大学吹奏楽部の委嘱作品で3出明けとなる2006年のコンクールで演奏された。

太陽に照らされてキラキラと光る波が、ごうごうと音を立てて洞窟の中に押し寄せ、洞窟を抜けた波が再び太陽に照らされて真っ白にしぶきを上げ、岩と岩の間を様々な道筋で流れていく。そんな景色が描かれている。

演奏にあたっては、全体的に難易度が高い部分は少ないが、美しい部分と波が揺れ動くダイナミックな部分が色彩豊かな演奏効果が得られる。

2006年 龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部
      全日本吹奏楽コンクール自由曲委嘱作品
2006年全国大会 龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部金賞

■日本の旋律による三つの情景/櫛田てつ之扶 [6:55]
岐阜青少年吹奏楽団の委嘱作曲。岐阜青少年吹奏楽団は小学生から学生・社会人までも参加した、本当の意味の一般バンドであり、本作品も演奏し易く楽しめる音楽に仕上がっている。

曲は題名どおり、日本の旋律を主題にしたもので、曲の導入部分は日本の原風景が描かれた、どこか懐かしい曲想がうかがえる。後半は和太鼓が加わっての「祭り」の部分で、勢いを増し、一気にクライマックスを迎える。

コンサートはもちろん、コンクールでも演奏効果が期待できる曲である。

岐阜青少年吹奏楽団委嘱作曲

■Alas de Hierro
〜虚空に散った若き戦士たちへの鎮魂歌(レクイエム)
/天野正道
 [16:47]
タイトルの「虚空に散った若き戦士たち」とは鹿児島・知覧の特攻隊の事で、このレクイエムには「特攻隊の事実を“音楽”を通して風化させない」という思いが込められている。

移り変わる描写が見事に表現されており、17分程度の演奏時間や大きなテーマから演奏会のメイン曲として是非取り上げていただきたい作品である。

J.S.B.吹奏楽団(鹿児島)第18回定期演奏会委嘱作品

■海峡の歌/高橋伸哉 [9:48]
2002年、サッカー・ワールドカップ大会が日本・韓国両国により共同開催され、様々な文化交流も盛んであったこの日韓交流の年にふさわしい曲として作曲された作品である。

曲名にある“海峡”とは、日韓両国の間を流れる対馬・朝鮮海峡を指す。
この作品では、対馬・朝鮮海峡を行き交った人々の様々な想いや願いを、「歌」というテーマにのせて、陰陽両面から多様に表現されている。

曲は大きく6つの部分から成り、韓国・朝鮮音楽の代表的な旋法である平調(ピョンジョウ)や界面調(ケミョンジョウ)、長短(チャンダン)と呼ばれるリズムサイクル、3分割リズムによる拍子構造などが用いられている。

特殊管や特殊な打楽器が少ないので多くのバンドに取り組んでいただける。
コンクール自由曲としてもお勧めの曲である。

2002年創価グロリア吹奏楽団委嘱作品

■瞬間(とき)は煌めいて/真島俊夫 [7:08]
我々人間は、何かしらの哀しみや苦しみを持っているが、その哀しみや苦しみから解き放され、心からの喜びや感動を感じる瞬間(とき)が、人生の中で何回か訪れる。そして哀しみや苦しみが深い程、その瞬間は華やかに煌めく。この曲は、その煌めく瞬間(とき)への讃歌として作曲された。

曲はファンファーレ的モチーフにより静かに始まり、すぐに内省的な回想のテーマが表れる。その二つのモチーフが入り交じって展開しながら終結部の煌めきに向かって徐々に、徐々に、クレッシェンドしていく。そして感動の余韻を鎮めるように、曲は静かに終わっていく。

技術的に困難な部分が少ないのでスクールバンドから一般バンドまで幅広く取り組める作品である。

陸上自衛隊東部方面音楽隊 第43回定期演奏会委嘱作品

■吹奏楽のための「ゴシック」/木下牧子 [9:31]
東北の名門・大曲吹奏楽団(秋田)の委嘱を受けて作曲。'06年5月の同団定期演奏会で初演される。
その後改訂を行い、同年7月の吹奏楽コンクール秋田県大会では同団により改訂短縮版が初演される。
二度目の改訂をおこない決定稿を作った。長さは約9分半。

熱を帯びた幻想的な音楽と奇妙なワルツが交互に現れる構成だが、幻想部分には奥行きと厚みのある深い響きが不可欠。
ワルツの部分では、日本人にとって難しいこのリズムを、力みすぎずに、しかしドライブ感を持ってドラマチックに盛り上げることが求められる。

「ゴシック」という言葉には、「怪奇・幻想的な作品」という意味がある。作品自体ストーリーは持たないが、ドイツ幻想文学の傑作「砂男」(ホフマン)の独特な雰囲気が創作のヒントになっている。

技術面・表現面ともに高いレベルを要する曲であり、その分高い演奏効果が得られる。

大曲吹奏楽団委嘱作品
2006年全国大会 大曲吹奏楽団金賞

Vol.2 祈り〜その時、彼女は何を想ったのか〜
ドゥブロフカ劇場(モスクワ)2002.10.26

指揮:菅原茂・武田晃
演奏:陸上自衛隊中央音楽隊

品番:BOCD-7172
価格:2,800円(税込)

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2002年10月23日にモスクワで起こった劇場占拠事件をテーマとした、作曲者の強い平和への祈りが込められたタイトル曲「祈り」のほか、
ヒット作を次々と世に出している八木澤教司氏の「ナスカ」、
15人〜20人ほどの小編成で演奏可能な福島弘和氏作曲の「百年祭」など、
バラエティに富んだ作品を収録。

■「ナスカ」 −地上に描かれた遥かなる銀河/八木澤教司 [10:17]
南米ペルーの古代遺跡「ナスカの地上絵」。ナスカ文明(紀元前1000年〜紀元800年)の名残と言われているが,誰がいつ何の目的で作ったのかは現代でも謎に包まれている。

本作品は八木澤氏の代遺跡をテーマにした「モアイ」― 太陽を見つめる七体の巨像、空中都市「マチュピチュ」―隠された太陽神殿の謎に続く、第三作目として作曲された。

習志野ウィンド・オーケストラ創立20周年記念委嘱作品

■抑圧から解放へ/天野正道 [8:40]
作曲者の天野正道は、90年代初めからワルシャワのオーケストラと深いかかわりを持ち、日本とポーランドを往復する生活を送っている。

「抑圧から開放け」は、たんなる外国人旅行者としてではなく、音楽活動の場としてポーランドをより身近に感じる作曲者が、この国の歴史や国民性を題材として書いた作品。

緊張感を保つ音楽性と技術的な高いレベルが必要となる作品である。

2000年玉川学園中学部吹奏楽部委嘱作品

■マーチ「ウインド・フォー・ウインド」/高橋伸哉 [3:15]
その名の通り、さわやかに吹き渡る風をイメージして作曲したコンサート・マーチ。各種コンサートのオープニング曲やアンコール曲としてふさわしいマーチとなるよう、明るく軽快で躍動感にあふれる曲想に仕上げられた。

澄んだサウンドとキレのあるリズムを伴った、さわやかな演奏が求められる。

1998年下谷賞受賞作品

■序曲「サーリセルカの森」/高橋宏樹 [7:33]
サーリセルカはフィンランドの北部にあるとても小さなところで、オーロラが見えることで有名。そこにある森の物語を描いた作品として作られた。

はじめは薄暗く寒さの厳しい世界を表している。その後トゥッティになり山場を見せ、すぐに速い部分に移っていく。曲の勢いはさらに増し、やがて金官群の高らかなファンファーレで中間部へ移っていく。

中間部は穏やかで空に浮かぶ神秘的かつ壮大なオーロラを表しており、どこととなくシベリウス「フィンランディア」を彷彿させるような美しいメロディである。
曲は6/8の速い部分に突入し何かが起きる予感をさせ、頂点に達すると再び中間部のメロディがよみがえり、そのままフィナーレへと向かっていく。

比較的小編成で演奏可能であり、馴染みやすいメロディーで小学校・中学校からでも取り組んでいただける内容である。

中部航空音楽隊委嘱作品

■百年祭/福島弘和 [8:07]
奈良県立城内高校の委嘱により2005年に作曲。
初演の題名には副題で〜10人の奏者のために〜と付いていて10人で演奏された。(木管4人、金管6人の編成でテューバとパーカッションは無かった)

城内高校は小子化に伴う学校の統廃合により創立100周年目にして閉校してしまった高校で、最後の3年生10人の部活動、演奏は他では出会えないような素晴らしさがあり、夏の吹奏楽コンクールでは関西大会に於いて金賞を受賞した。

題名は説明の通り100周年目にして閉校してしまう学校の事を取り上げており、この譜面では編成を10人から少し増やして15人〜20人で演奏可能。
近年、良質な小編成作品を多く手がける福島氏の代表的な作品のひとつ。各支部・県コンクールで数多く取り上げられている。

2005年奈良県立城内高校委嘱作品

■三つのクレヨン画/松尾善雄 [5:27]
「私の息子は重度の障害児ですが、その息子がまだ小さい頃、毎晩寝ながらニヤニヤ笑っていることがよくありました。何か楽しそうな夢を見ているようでした。でも、彼は喋れないし、せめてその夢の内容をクレヨン画にでも描いてくれないかなぁ・・・という願いが、この曲を作曲する大きなヒントになりました。

彼はクレヨン画も描けないので、曲のタイトルでもある「三つのクレヨン画」は、あくまでも父親である私の〈想像画〉であり、現実には存在しません。その〈想像画〉を私なりに音楽化したのがこの曲というわけです。

なお、三つのテーマはそれぞれ調性は違いますが、短音階上の同じ4音で開始されます。それぞれの音楽の性格や雰囲気の違いも味わって戴きたいですね。演奏して下さる皆さんの自由な想像力で、この曲が小さなファンタジーとして輝くことを願っています。」
(松尾善雄)

演奏に際しては困難な部分が少ないので、
幅広く取り組んでいただける作品である。

■Flying High(フライング・ハイ))/石毛里佳 [6:08]
コンサートのオープニング用に、華やかな曲にしようと思い作曲。

クラシカルな部分とドラムセットが入ったりするポップな部分があり、
場面に合った表現の変化が必要。

コンサートのみならず、中学生バンド中心にコンクールでも取り組んでいただきたい内容の1曲である。

2001年銚子市立銚子高等学校委嘱作品

■ライト・フライヤー/高橋伸哉 [10:13]
航空自衛隊中部航空音楽隊から、『“空”をテーマとした新作』という依頼を受けて作曲された本作品は、100余年前のこの歴史的偉業を題材とした大編成用吹奏楽作品。

曲名「ライト・フライヤー」は、ライト兄弟が作り上げた人類初の動力飛行機の名から取られたものである。本作品を通して、大空を目指した100余年前の男たちの夢と勇気とロマンを少しでも感じていただければ幸いである。

曲調は詳しい楽曲解説にあるようにライト兄弟の具体的なストーリーに楽想を得て描かれており、ドラマチックで表情豊かな仕上がりとなっている。

航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱作品

■祈り〜その時、彼女は何を想ったのか
-ドゥブロフカ劇場(モスクワ)2002.10.26/飯島俊成
 [9:46]
2002年10月23日、モスクワで劇場占拠事件が起こった。数十人のチェチェン独立派ゲリラがミュージカルを観ていた観客を中心に922人の人質を取り、故郷チェチェンからの撤退と、政治犯として投獄されている同朋たちの釈放を求めるという事件であった。劇場中央には120キロの爆薬を仕掛け、ボタンが押せば劇場の建物は一瞬に崩壊し、自分達も、人質も、ロシア特殊部隊員も全員、死ぬ。起爆装置のボタンはある女性ゲリラの手に委ねられた。

26日、ロシア特殊部隊の突入により、ゲリラは殺害された。
幸いなことに起爆装置のボタンは押されなかったが、特殊部隊の使用したガスによって200人近い人質も命を落とすことになった。特殊部隊が突入した時、起爆装置を持った女性はいつでもボタンを押せた、でも押さなかった。

殺戮は殺戮の連鎖しか生まない、憎しみは憎しみの連鎖しか生まない。
もし、最期の瞬間、彼女の脳裏に殺された自分の肉親と人質達の姿が重なり、残された自分と人質の家族の姿が重なってボタンを押さなかったのなら‥‥

平和を願い祈る想いをテーマに描かれた飯島氏渾身のこの作品は事件の背後にある人類の大きなテーマを考えさせられるきっかけとなる。

2005年八戸ウインドアンサンブル委嘱作品

Vol.1 写楽

指揮:菅原茂・武田晃
演奏:陸上自衛隊中央音楽隊

品番:BOCD-7168
価格:2,800円(税込)

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2003年の全国大会で会場を沸かせた「写楽」ほか、
若手注目の作曲家清水大輔氏の「インプルーヴィング・ダンス〜4エピソード〜」や
坂井貴祐氏の吹奏楽のための叙事詩「ジャンヌ・ダルク」など盛りだくさんのプログラム!

■ゴールド・ラッシュ!/高橋伸哉 [5:18]
1848年、カリフォルニアで金鉱が発見されると、全米各地はもとより国外からも一攫千金を夢見る人々が多数押しかけ、その結果、アメリカ西部にゴールド・ラッシュと呼ばれる大規模な社会現象が起きた。

この作品は、「人間の喜怒哀楽をコミカルに描いてみよう」というアイデアをもとに、夢とロマンを求めて「宝の山」に群がった数多くの人々の泣き笑いを、作者高橋氏の自由な発想で表現したものである。

数々の親しみやすいメロディーと中級程度の難易度により、「聴いても楽しく、吹いても楽しい」そんな作品に仕上がっており、コンサートのオープニング等でスクール・バンドから社会人バンドまで幅広く取り組める作品である。

■河は大地を緑に変えた/飯島俊成 [7:34]
青森県十和田市は、東北本線三沢と十和田湖の間に位置する広く緑豊かな田園の広がる三本木台地にある。

この地に人が住み、田畑を耕し街を作るようになったのは、十和田湖から流れ出る渓流で有名な奥入瀬川から分水した稲生川が流れているからに他ならない。

この曲は、北の緑の三本木台地を流れる稲生川の風景を思い浮かべながら、まだ荒れ野であった頃の様子、その掘削の歴史に思いを馳せながら書かれたものである。
流れるようなメロディーと迫りくる高揚感のあるフレーズが特徴的である。

青森県立三本木高等学校吹奏楽部委嘱作品

■吹奏楽のための叙事詩「ジャンヌ・ダルク」/坂井貴祐 [9:57/9:00]
この曲は、フランスを救った少女、ジャンヌ・ダルクの話を基にした作品で、テーマとなるモチーフは「Jeanned''Arc」の文字から導き出された音「E」「A」「E」「D」「A」「C(Cis)」で作られた。

第1曲「ドンレミ村の情景−戦い」では、ジャンヌが生まれたドンレミ村の情景から、神の「お告げ」を聞き戦いに出発、勝利するところまでを描いている。途中、胸に矢を受け不穏な空気が流れるものの、その後も戦い続けたジャンヌは見事勝利をつかむ。

第2曲「裏切り、火刑、讃歌」では、“勝利のあとに裏切りにあい、捕虜となって火刑され、19年の短い生涯を閉じた”という話をもとに描いているが、“火刑の25年後に、当時の裁判は無効だったとして、ジャンヌの名誉が回復した”という事実から、曲は、レクイエムではなくジャンヌをたたえた曲想で幕を閉じていく。

第1・2曲ともに、9分前後あり、コンクール用に再構成された「コンクール・エディション」もあるので是非取り組んでいただきたい。

2003−2004年航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱作品


■三角の山/酒井格 [6:26]
タイトルの「三角の山」とは、鹿児島県の開聞岳のことを表している。この山の北側にある知覧には、当時特攻隊の基地があり、太平洋戦争末期、この山を最後に見て、数多くの若者が、大洋へと散っていった。この作品を初演する学生たちと同じ世代の若者たちが、人生最後の夜をどのように過ごしたかを作者が思い描きながら書いた作品である。

多くのパートに、高い技術を要求するソロがあり、特に曲の後半にあるFluteとTrumpetのソロはこの作品の一番の聴かせどころと言える。打楽器も種類が多く、極めて精度の高いアンサンブルを要求している。

龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部委嘱作品
2002年全国大会龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部金賞

■インプルーヴィング・ダンス
〜4エピソード〜/清水大輔
 [3:05/4:03/5:51/4:45]
曲の邦訳は、『進化していく踊り』という意味で、作者自身の好きなリズムを色々組み合わせて『舞曲』として仕上げた作品である。

1楽章『Mixedmetertime(ミックスド・ミーター・タイム)』は様々な変拍子を使った楽章で、とても複雑に書かれている。この楽章の終わりにメインテーマが少し演奏されるが、すぐにトロンボーンやチューバの強烈な一音で遮断され、2楽章『AfterBeat(アフタ・ビート)』に進む。

2楽章は金管楽器と打楽器のみで演奏され、ロックやジャズなどの要素をたくさん含んでいる。金管の細かいパッセージや打楽器のアンサンブルなどがあり、また最後にメインテーマが出てくるが、すぐに消えてしまい金管、打楽器のTuttiで終わり、3楽章『SimpleGift(シンプル・ギフト)』に進む。この楽章は木管楽器とピアノで演奏される。

そして4楽章『FinaleforTutti(フィナーレ)』は民族的なリズムと現代的なリズムの2種類が使われている。最後の部分ではメインテーマがやっと完全な形で現れて、曲は最高潮に盛り上がって終わりを迎える。

昭和音楽大学ウィンド・アンサンブル委嘱作品



■おじいさんの古時計 変奏曲/戸田顕 [8:03]
世界中の人々に親しまれ歌われている「おじいさんの古時計」をテーマに
7つのヴァリエーション、Allegro、Andante、Allegretto、Andantino、
Allregroconbrio、Allegromoderato、Allegrovivaceで構成されている。

いずれのヴァリエーションも簡潔に書かれ、技術的にも比較的易しく、広い層の演奏者にも親しめる作品となっている。

NEC府中吹奏楽団委嘱作品

■写楽/高橋伸哉 [8:16]
この作品は、大津シンフォニックバンドの吹奏楽コンクール自由曲として、同団の委嘱により作曲した大編成用吹奏楽作品である。

江戸寛政期に突如現れ、わずか10ヶ月の間に140余点もの作品を残して忽然と姿を消した謎の絵師、東洲斎写楽(生没年不詳)に曲想を求め、写楽の浮世絵の世界とその舞台となった歌舞伎の世界、さらに謎に満ちた写楽自身の姿を、吹奏楽の世界で表現。折しも2003年は、歌舞伎誕生400年目にあたる節目の年でもあった。

作曲にあたっては曲全体を大きく4つの部分に分け、それぞれの写楽浮世絵作品とそこから受けたイメージを元に構成されている。TPなど、技術的に高いレベルが必要となってくる。

大津シンフォニックバンド委嘱作品
2003年全国大会大津シンフォニックバンド銀賞
2004年全国大会四日市市立内部中学校吹奏楽部銅賞
2008年全国大会NTT西日本中国吹奏楽クラブ銀賞

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