キラキラとしたサウンド、雄大な海を思わせる旋律が印象的。アグレッシブに海へ繰り出す様子を表現した作品。

この作品は、黒人霊歌「スウィング・ロウ・スウィート・チャリオット｣を主題とした変奏曲です。大きく５つの部分に分けられます。

迫りくる音に圧巻の第1部と相反する性格の漂うように歌う第2部。体に染み渡るような音の波が聴衆を包み込む。

パンソリ部分の怨念を感じるような雰囲気とチャンダンリズムの部分のエキゾチックな舞曲との対比が特徴的

緩・急・緩・急の４部構成で、過去の氏の曲が引用されているのも特徴。

柔らかなクラリネットアンサンブルから始まる慈愛に満ちた楽曲。繊細なソロの響きとドラマティックなトゥッティのコントラストも秀逸。

比較的聴きやすい構成とはうらはらに、演奏者にとっては相当な馬力と強靱な精神力を要する楽曲。

小編成でも演奏可能。曲はプレリュード[3:47]―ワルツ[2:47]―間奏曲[4:03]―終曲[3:48]からなっている。いずれも単純、明快な楽しい曲である。

曲は４つの楽章からなっている。中級程度の演奏技術で充分音楽の楽しみが得られる。

1996年吹奏楽コンクール課題曲として広く演奏された同名曲の原典版。