タイトル曲、天野正道作曲「セカンド・バトル」はアンサンブルコンテストでも人気が高い作品。サクソフォーンプレーヤー小串俊寿氏のために書かれた「５本のアルト・サクソフォーンの為のバトル」を通常のサクソフォーン・カルテットにもう１本アルト・サクソフォーンを加えた編成に直し、中間部を大幅に書き換えた曲です。一度聴いたら聴衆の心をつかむこと間違いなしの作品は演奏会でもお勧めの一曲です。

福島弘和作曲「のっぴきならない虹へ」はおしゃれで大人の雰囲気を感じさせる曲です。おなじみ、喜歌劇「メリーウィドウ」セレクションは今回のレコーディングのためにサクソフォーン版に編曲されました。 ピアソラの「リベルタンゴ」はヴィーヴ！の代表、浅利真氏の編曲にて初登場。

菊池幸夫「サクソフォンズ スタディーズ第2番」はヴィーヴ！サクソフォーン・クヮルテットの委嘱で作曲され、前作のサクソフォンズ スタディーズに共通し、ジャズの要素が色濃いもので、ヴィーヴ！によるサクソフォーンの色彩豊かな音色を活かし、潤いのある響きと緊迫感が感じられる熱演は必聴です！

その他にも戸田顕、八木澤教司、石毛里佳、高橋宏樹ら実力邦人作曲家による、サクソフォーンの新たな可能性を感じさせる楽曲を収録いたしました。

■ヴィーヴ！サクソフォーン・クヮルテット
「ヴィーヴ」とは、フランス語で「万歳」という意味です。また音楽用語の「ヴィフ」～活き活きとした～という語の活用形でもあります。私達の活力あるステージに来られた全ての人と音楽の楽しみを共有するその喜びを、この一言で表現しています。結成は1999年で過去に5回のリサイタルを成功させているほか、東京駅ブレイクステーションライヴや、川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団 第28回定期演奏会、学習院初等科音楽会でのゲスト出演等、サロンコンサート、イベント演奏、ブライダル演奏、教育機関での芸術鑑賞教室など、様々なステージを展開しています。

収録：2010年6月24-25日　コピスみよし