喜歌劇「サーカスの女王」セレクション【小編成版】/E.カールマン(鈴木英史)【吹奏楽ライセンス楽譜】
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- YDAK-A05
- メーカー
- ブレーンミュージック / Brain Music
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宅配スコア閲覧:喜歌劇「サーカスの女王」セレクション【小編成版】
♪詳細情報♪
編曲:鈴木英史(Eiji Suzuki)
演奏時間:8分40秒(約)
グレード:4
主なソロパート: Picc. / Fl. / Ob. (or S.Sax.) / Bsn. (or T.Sax.) /A.Sax. / Vib.
Trp.最高音: 1st / G 2nd / Es
最少演奏人数:25名
編成:吹奏楽(小編成)
▼楽器編成▼
Flute 2 (doub. Piccolo)
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
B♭Clarinet 1 (div.) & 2
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1 (doub. Soprano Saxophone)
Alto Saxophone 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet 1 & 2 (all doub. Flugel Horn)
Horn 1 & 2
Trombone 1 & 2
Euphonium
Tuba (div.)
String Bass (opt.)
Piano
Bass Drum
Drum Set
Hi-hat Cymbal
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Antique Cymbals (or Triangle)
Chinese Cymbal (or Suspended Cymbal)
Tam-tam
2 Chinese Gongs (or 2 Tam-tams)
Triangle
Wind Chime
Shaker (or Maracas)
Tample Block
Glockenspiel
Xylophone
Vibraphone
Marimba
♪楽曲解説♪
作曲者エメリッヒ・カールマンは1882年ハンガリー生まれ。ブタペスト大学で法律を、ハンガリー王立音楽院(現在のフランツ・リスト音楽院)で対位法と作曲を学ぶ(同級生にバルトーク、コダーイがいた)。ウィーンで活躍したが、ナチス台頭後アメリカへ亡命。 ブロードウエイやハリウッドでもその作品は人気を呼んだ。 オペレッタがアメリカでジャズの要素を吸収することにより「(古典)ミュージカル」が生まれていく時期と、彼の活動は見事にオーバーラップしていたからであろう。晩年はパリに渡り1953年に同地にて死去した。
「サーカスの女王」は1926年に作曲されウィーンで初演された。物語の舞台はロシア。未亡人として相続した財産を持つ公爵夫人フェドーラは、財産を守るように、ロシア人男性と再婚を迫られている。彼女を巡り、サーカス団のスター「ミスターX」(元々富豪の跡継ぎの貴族)、セルギウス大公、ホテル“カール大公”主人カルラ、カルラの息子トーニ達によって繰り広げられる恋物語。フェドーラは身分の違う「ミスターX」を愛してしまうが、最後は彼が貴族出身であることが判り、めでたく結ばれる。
この吹奏楽のためのセレクションは、名古屋市立東港中学校顧問・三浦聖司先生の発案、明誠学院高校・稲生健先生の協力により2010年に編曲したものを、ブレーンミュージックの依頼により2014年に小編成に組み直したもの。
原曲から「前奏曲」「サーカス・シーン」「ミュージカル・シーン」「デュエットと終曲」からの動機をかなり自由に使い構成されている。殆どのナンバーは原曲の一部分しか使われて居らず、この編曲形態=「セレクション」のシリーズの中でも最も自由な扱いがなされている。よって原曲との関連よりも、純粋に音のドラマとして演奏したい。
《演奏にあたって》 ■ 曲の冒頭について このアレンジは3種のオープニングを選ぶことが出来る。 | |||
1) | Normal:CDに収録のオープニング。 楽譜通りに開始、練習番号[A']を飛ばして[B]に入る | 演奏時間:8:35 | |
2) | Opening A :前奏の途中からスタートする(練習番号[A]) | 演奏時間:7:56 | |
3) | Opening B :Tuttiでスタートする(練習番号[A’]) | 演奏時間:7:56 |
■ 全体の音楽作りについて
演奏者(指揮者)自身が納得する持続・構成を見つけることが重要。注意すべき点は、細かいセクションが連続しているため「つなぎ」をどうするか(例えばフェルマータで音楽が切れたように作るのではなく「フェルマータで音楽をどう繋げるか」)を考えること。また、テンポの緩急が音楽の緊張と持続を創ってくれる筈である。全体には深刻ではなく、楽しく歌の溢れた雰囲気の演奏にしたい。
(鈴木英史)