作曲：アルフレッド・リード(Alfred Reed)
演奏時間：21:30（約）
グレード：6
編成：吹奏楽
楽曲構成：全3楽章
Ⅰ.Moderately and Sustained
Ⅱ.Sakura
Ⅲ.Brilliant Rondo

Flute 1
Flute 2
Flute 3
Flute 4
Oboe 1
Oboe 2
English Horn
Bassoon 1
Bassoon 2
Contrabassoon
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Eb Alto Clarinet
Bb Bass Clarinet
Bb Contrabass Clarinet
Bb Soprano Saxophone
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

F Horn 1/2
F Horn 3/4
Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
Bb Trumpet 4
Bb Cornet 1
Bb Cornet 2
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Trombone 4
Euphonium
Bass (Tuba)
Strig Bass

Harp

Timpani
Percussion 1
Percussion 2
Xylophone, Marimba, Vibraphone

この作品は、作曲者の70歳の誕生日を記念して、1994年に東京の洗足学園音楽大学から委嘱されたものです。
同大学の吹奏楽団が、1995年7月に浜松で開催された第7回国際WASBE（世界吹奏楽会議）に招待されたことから、初演は1995年7月以降に延期されました。
この交響曲は3つの部分からなり、まず「中くらいの速さで、しっかりと（Moderately and sustained）」という導入部が第1楽章へとつながります。
第1楽章は「非常に速く（Allegro assai）」と題されており、主要なテーマはティンパニと旋律打楽器によって最初に提示されます。
第2楽章は、この交響曲の副題の由来にもなっている、日本の古い民謡「さくら」を題材にした楽章です。長く叙情的な旋律が、オーケストラのさまざまなセクションによる自由な変奏として展開されていきます。
第3楽章は「非常に速く、情熱的に（Allegro Molto, con fuoco）」と書かれた華やかなロンド形式で、第1楽章と第2楽章の要素が再び現れます。この楽章は、アンサンブルの多くの楽器が華麗な技巧を披露しながら、息をのむようなクライマックスへと突き進んでいきます。