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彼がわたしたちに語ったこと -バリトン、ソプラノと吹奏楽のために【スコアのみ】/伊藤康英【吹奏楽販売楽譜】

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在庫あり
商品コード
NAS-BK464A
JANコード
4995751822277
メーカー
イトーミュージック
¥5,500(税込)
税抜 ¥5,000
数量
-+
この作品は声楽と吹奏楽の作品です。

ソプラノとバリトンの楽譜は別途「ヴォーカルスコア」をお求めください。

#ヴォーカルスコア
こちらはスコアのみです(スコア+パート譜のセットもあります)
#スコア+パート譜のセット

関連キーワード

#伊藤康英#イトー・ミュージック#上級(Gr. 5~)

♪詳細情報♪

作曲者:伊藤康英(Yasuhide Ito)
演奏時間:13:30
グレード:5
編成:声楽(ソプラノ、バリトン)と吹奏楽
販売形態:販売楽譜(スコア)

▼楽器編成▼

Flutes
Piccolo
Oboes
English Horn in F
Bassoons
Contrabassoon

Clarinet in E♭
Clarinets in B♭1
Clarinets in B♭ 2
Clarinets in B♭ 3
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭
Contrabass Clarinet in B♭

Alto Saxophone in E♭ 1
Alto Saxophone in E♭ 2
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
Horns in F 1,2
Horns in F 3,4

Piccolo Trumpet in B♭
(or Cornet in E♭)
Trumpet in B♭1
Trumpets in B♭ 2,3

Trombone 1,2
Bass Trombone

Euphoniums
Tubas
String Basses

Harp
Timpani

Percussion 1
Whip
2 Toms
Bass Drum
Rin (鈴)
Percussion 2
Rin (鈴)
2 Triangles
Wind Chime
Suspended Cymbal
Crash Cymbals
Percussion 3
Tree Bells
2 Flexatones
Tam
Wind Chime
Percussion 4
Antique Cymbal (Crotales)
Glockenspiel
Xylophone
Glass Harmonicas (2 or 3 players)
Percussion 5
Steel Pan
Vibraphone

♪楽曲解説♪

 1951年、第二次世界大戦を終結させるためにサンフランシスコ平和条約が結ばれた。敗戦した日本は、ともすると中国やソ連などに分割されるところにあった。それを救ったのが、スリランカ(当時のセイロン)のJ.R.ジャヤワルデネ元大統領(1906-1996、当時は財務大臣)だった。スリランカは、日本帝国陸軍によるセイロン島コロンボ空襲を受けていたにも関わらず、「セイロンに於ける我々は、幸い侵略を受けませんでした」と表現したうえで、我々はブッダの言葉を信じている、と、「怨みは怨みによって止まず、ただ怨まないことによってのみ止む」というブッダ自身の言葉を引用し、日本に対する賠償請求権を放棄する声明を出した。今の日本があるのは、そして日本が自由であるのは、ブッダの言葉によって救われたからだ。(日本人はこのことを肝銘すべきである。)
 夥しい仏教の教典の中で、ブッダ自身が説いた言葉はほんの一部であり、ブッダが話していたパーリ語で残されている。
 この言葉をもとにして作品を書いた。
 しかし宗教曲を書いたのではない。
 およそどんな宗教でも、すべての人間も、真に切望することは同じで、普遍的である。
 そのはずなのだが、世の中に戦争は絶えない。さまざまな国や地域に不穏な動きがある。
 生きとし生けるものすべて幸せでありますように。
 そして次代によりよい世界がおとずれますように。

 さて、曲はバリトンの「生きとし生けるものすべて幸せでありますように」の祈りから始まる。
 間もなくソプラノが、怒りをあらわにする。バリトンは、「そのように怨んでいたら怨みは止まない」と諭す。緩やかな音楽となり「怨まないことで怨みは止む」と歌う。「これが永遠の真理」と唱えたところでソプラノがこれに同調する。
 穏やかな音楽でソプラノが「生きとし生けるものすべて、怯えているものも、強がっているものも」と歌い出すと、バリトンが「見えるものも見えないものも」と引き継ぐ。「すべて幸せでありますように」と二重唱になる。ユニゾンで「良きかな」と三回唱和して消え入るように全曲の終止となる。

(伊藤康英)

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