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原題:The Ghosts of Dublin/Kerry Turner

ホルン八重奏:ダブリンの幽霊/ケリー・ターナー【アンサンブル輸入楽譜】

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商品コード
PNL218002
JANコード
9789055520534
メーカー
Phoenix Music Publications
¥10,681(税込)
税抜 ¥9,710
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#Hrn.8重奏
♪詳細情報♪
作曲:ケリー・ターナー(Kerry Turner)
編成:ホルン八重奏
販売形態:スコアとパート譜のセット
▼楽器編成▼
8 Horns
♪楽曲解説♪
ホルン八重奏のための《The Ghosts of Dublin》は、2001年5月、アレキサンダー・ホルン・アンサンブル・ジャパンの委嘱により作曲されました。
ケリー・ターナーは、それ以前にも《Farewell to Red Castle》《Barbara Allen》という2曲のホルン八重奏曲を作曲しており、いずれもイギリス諸島に伝わる民謡を題材としています。2001年7月にダブリンを訪れたターナーは、この作品もまた、活気あふれるこの街の民謡や舞曲をもとに構想することにしました。
実際、ダブリンの街は音楽と踊りの活気に満ちています。しかし、そこで耳にするのはクラシック音楽というより、アイルランドの人々の暮らしに根ざした固有の音楽です。
また、作曲者はダブリンの歴史にも強く惹かれました。その歴史は、アイルランドの人々の営みそのものと分かちがたく結びついているように感じられたのです。ダブリンの街を歩いていると、かつてそこに暮らした無数の人々の足跡をたどっているかのような感覚にとらわれます。こうして「ダブリンの亡霊たち」という作品の着想が生まれました。

作品は、曲中に登場するさまざまな主題を織り込んだ短い序奏で始まります。そこから最初に現れるのは、ターナー自身によるオリジナルの主題です。作曲者はこれを、ダブリンのアイルランド語名である「Baile Atha Cliath(バリャ・アーハ・クリア)」と名付けています。この主題が作品全体の中心的なテーマとして提示された後、音楽は一転します。
ここで最初の「亡霊」が姿を現します。それは、アイルランド史における伝説的な人物、ブライアン・ボルー(Brian Boru)の亡霊です。ブライアン・ボルーは1014年、約100年にわたってヴァイキングの支配下にあったダブリンを奪還した人物として知られています。この場面の音楽は、その人物像にふさわしく、好戦的な力強さと勝利の高揚感を併せ持っています。
続いて、民謡に基づく「Inisheer(イニシア)」の部分へと進みます。ここは作品の叙情的な展開部としての役割を担っています。
「Inisheer」に続いて、いよいよ作品名そのものを表す、不気味で幻想的な「亡霊たち」の場面へと入ります。ストップ奏法による音のクラスターを背景に、さまざまな民謡が次々と浮かび上がります。それぞれの旋律は、ある時代や実在した人物を象徴しています。
「Molly Malone(モリー・マローン)」、作曲者自身が創作したジグ、「She Moved Through the Fair」、そして「The Star of the County Down」といった旋律が、ストップ奏法によるホルンの幽玄な響きの中から、亡霊のように浮かび上がってきます。
やがてこの幻想的な場面を抜けると、複雑に展開する橋渡しの部分へと進み、最終的には冒頭の主題「Baile ?tha Cliath」が劇的な姿で再現されます。
フィナーレには、シンプルに「The Phantom Jig(亡霊のジグ)」というタイトルが付けられています。これは中間部で現れたジグの動機を完成させるもので、アンティフォナル(応答的・交唱的)な書法によって奏でられる不気味な和声が響き交わす中、作品は終結へと向かいます。
しかし最後には、数ある「亡霊」の中でも特に親しみ深い一人が、ほんの小さな「さよなら」を告げて、この物語を締めくくります。

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