
受容 ~此の岸と彼の岸の狭間~/飯島俊成【吹奏楽ライセンス楽譜】

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- 在庫あり
- 商品コード
- YDOI-A21
- メーカー
- ブレーンミュージック / Brain Music
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宅配スコア閲覧:受容 此の岸と彼の岸の狭間
楽曲詳細情報
- 作曲
- 飯島俊成(Toshinari Iijima)
- 演奏時間
- 13分30秒 (約)
- グレード
- 5
- 主なソロパート
- Flute
- Trp最高音
- 1st:As / 2nd:F / 3rd:F
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe
- English Horn
- Bassoon
- E♭ Clarinet
- B♭ Clarinet 1, 2 & 3
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Contra-alto Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1
- (doub. Flugel Horn)
- Trumpet 2 & 3
- Horn 1, 2, 3 & 4
- Trombone 1, 2 & 3
- Euphonium (div.)
- Tuba
- String Bass
- Piano & Harp
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Tambourine
- Sleigh Bells
- Slapstick
- Anvil
- Glockenspiel
- Marimba
- Xylophnone
- Vibraphone
- Tubular bells
楽曲解説
21年前に父が癌で亡くなった時、僕は父の死が受け入れられなかった。忍び寄る死の影を見ないフリをして通してしまった。 一昨年の早春、父に19年遅れて母が再発癌で逝った。抗癌剤治療のために入退院を繰り返しながらも基本は自宅で過ごした。そして最期は、穏やかに眠っているのを確認してわずか数分後には呼吸と心拍が停止 し瞳孔も拡散していた。
抗癌剤の治療が打ち切られ、QOL(QualityofLife)を保つことだけを考えて、それでも年が明けた頃から は痛み止めの量が増え、次第に意識が朦朧としている時間が多くなっていった。 時々覚醒はするものの、あとはうつらうつらと眠るかぼんやりとしたまま一日が過ぎる。 これで生きていると言えるのかと僕が感じていたある日、母が言った。 「わたしは幸せだったのかもしれない」
色即是空空即是色、色不異空空不異色。色とは意思をもつこと或は欲を持つこと、空は無心。 そうか…生即是死死即是生、生不異死死不異生。
生の対極が死であると思っていたけれど、違うのかもしれない。 連続した状態の変化、生と死は同じものなのかもしれない、穏やかにゆっくり移行すべきものなのかもしれない。 生とは死を受容すること、死は生を受容すること。此の岸と彼の岸の狭間はひょっとすると人生の中で一番素敵な時間なのかもしれない。
大切な人を置いて逝く悲しさ、大切な人に置いて逝かれてしまう寂しさ。 悲しく寂しくはあるけれど、穏やかに受け入れたい。大事な人が彼の岸に渡ることも、いずれ自分が渡る ことも・・・・受容。
曲の後半、静かに刻むバスドラムとティンパニは心臓の拍動です。 どんなに葛藤や不安、恐怖を感じる時があったとしても、彼の岸に渡る時は穏やかな優しい最良の時間で ある筈、そうあって欲しい。
(飯島俊成)




