駒澤大学高等学校吹奏楽部 吉野信行先生/テレビ番組制作者とやり取りをしながら―

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投稿エピソード#18

駒澤大学高等学校吹奏楽部 吉野信行先生/テレビ番組制作者とやり取りをしながら―

2020年9月3日

 2000年度の吹奏楽コンクール全国大会は、2年振り7回目の出場で、創部以来初の金賞を受賞した、我が部にとっては記念すべき大会です。自由曲はコダーイの『ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲』。課題曲に『道祖神の詩』を選だのは、私も部員たちも毎年修学旅行で訪れる沖縄の音楽に惹かれるところがあり、五音音階のメロディーが何処となく琉球民謡に似ていると感じたことからでした。

 

 この年、全国大会で初めて金賞を受賞した事と合わせて忘れられないのは、「あかたのげん」(明るく、楽しく、元気良く、を縮めたもの)というテレビ東京系列の情報バラエティー番組に出演したことです。夢を追う若者の姿に密着する“Get Your Dream”というコーナーで我が部を紹介したいとの依頼でした。東京都代表として出場が決まった9月の初め、番組制作部から取材依頼を受けた時は、練習を邪魔されるのが嫌だと思い、同じ東京代表のK高校に行った方が良いと言って断ろうとしました。するとその時、ディレクターさんから言われたことを今でもよく覚えています。(全国の常連校よりも)なかなか叶えられない夢を追っている駒澤の方が番組としては相応しいのだ、と。正直カチンと来たのですが、悔しいかなおっしゃる通り。学校の宣伝になるから受けなさいという校長の鶴の一声で出演が決まりました。

 

 大会前日からリポーターとカメラが付いて回り本当に面倒でしたが、結果は初の金賞受賞。番組的には期待以上の収穫?で万々歳だったそうです。

 

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