憎しみの連鎖を止めることが出来たら…。2002年にモスクワで起きた劇場占拠事件を基に作られた。

語りと吹奏楽のための作品です。語りのテキストは孤独感や、いわれなき差別と被差別、あるいは偏見、そして誰もが持っている筈の暖かさや思いやりが描かれています。

空の旅、飛翔、ご一緒にいかがですか？

夜の海、朝の海、夕凪、風の匂い、花の香り、海の音、風の音‥‥、自然の情景を自由に想像しながら演奏していただけたらと思います。

曲の後半、静かに刻むバスドラムとティンパニは心臓の拍動です。どんなに葛藤や不安、恐怖を感じる時があったとしても、彼の岸に渡る時は穏やかな優しい最良の時間である筈、そうあって欲しい。

第１０回笹川賞受賞入賞作品

コンサートのオープニング用に、華やかな曲にしようと作曲された。ドラムセットが入ったりと、ポップな雰囲気の曲。

「Gold｣のきらきらした様子や「Claps｣のシャープでリズミカルな感じが良く表れていると思います。

物語のように次々と変わるシーンが楽しい作品。楽器の特性を生かした、室内楽的な響きが特徴。

何もないところから世界が広がって、主人公がその世界で色々な経験をしてから家に帰るまでを描いています。

疾走感溢れる作品は、金管楽器のファンファーレ的なかっこよさや、木管のきらきらしたサウンドを目標に演奏にしたい。