マンハッタン～トランペットと吹奏楽のための（スコアのみ）／フィリップ・スパーク【吹奏楽輸入楽譜】

作曲：フィリップ・スパーク(Philip Sparke)
演奏時間：9:30（約）
グレード：4
編成：吹奏楽
楽曲構成：全2曲
1. 「サタデー・セレナーデ（Saturday Serenade）」
2. 「サンデー・スケルツォ（Sunday Scherzo）」

Bb Trumpet Solo
Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe
Bassoon
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Eb Alto Clarinet
Bb Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
F Horn 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Euphonium
Tuba
String Bass

Timpani
Percussion 1
Percussion 2
Percussion 3

『マンハッタン』は、アメリカ陸軍軍楽隊が専属トランペット奏者ウッドロウ・イングリッシュのために委嘱した作品で、2003年11月にニューヨークのカーネギーホールで同楽団によって初演されました。
この作品は2つの楽章からなり、イングリッシュの抒情的な表現力と高度な技巧の両面を際立たせています。
テーマは「ニューヨークの週末」であり、各楽章がその情景を音楽で描いています。
第1楽章「サタデー・セレナーデ（Saturday Serenade）」は、ブルースの要素を取り入れた夜の雰囲気を持ち、土曜の夜のニューヨークを思わせます。
作曲者は、煙の立ちこめるジャズバーで響くサウンドや街の熱気をイメージしてこの音楽を書きました。
第2楽章「サンデー・スケルツォ（Sunday Scherzo）」では、日曜の朝にセントラルパークを軽やかにジョギングする情景が描かれています。
活気に満ちたリズムと明るいエネルギーが特徴で、曲の終盤にはさらにテンポが上がるコーダが加えられ、華やかで輝かしいエンディングを迎えます。
それぞれの楽章は独立して演奏することも可能で、短いソロ曲が求められる場面にも適しています。『マンハッタン』は、現代トランペット独奏のレパートリーにおける重要な新作として位置づけられています。