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浮世絵師「写楽」の世界を架空の歌舞伎舞台と音楽で演じます。

吹奏楽のための「風之舞」/福田洋介【吹奏楽販売楽譜】

在庫
在庫あり
商品コード
COMS-85160
JANコード
4995751823700
メーカー
ブレーンミュージック / Brain Music
¥13,200(税込)
税抜 ¥12,000
数量
-+

楽曲詳細情報

作曲
福田洋介(Yosuke Fukuda)
演奏時間
5分(約)
グレード
3.5
主なソロパート
Picc./Fl./Cl./Trp./Hrn./Euph
Trp.最高音
1st:A(G)/2nd:D/3rd:D
最少演奏人数
11名
編成
吹奏楽
販売形態
販売譜(スコア+パート譜)

楽器編成

    • Piccolo
    • 1st Flute
    • 2nd Flute
    • 1st Oboe (opt.)
    • 2nd Oboe (opt.)
    • English Horn in F (opt.)
    • 1st Bassoon (opt.)
    • 2nd Bassoon (opt.)
    • Clarinet in E♭(opt.)
    • 1st Clarinet in B♭
    • 2nd Clarinet in B♭
    • 3rd Clarinet in B♭
    • Alto Clarinet in E♭(opt.)
    • Bass Clarinet in B♭
    • 1st Alto Saxophone in E♭
    • 2nd Alto Saxophone in E♭
    • Tenor Saxophone in B♭
    • Baritone Saxophone in E♭
    • 1st Trumpet in B♭
    • 2nd Trumpet in B♭
    • 3rd Trumpet in B♭
    • 1st & 2nd Horn in F
    • 1st & 2nd Horn in F (opt.)
    • 1st Trombone
    • 2nd Trombone
    • 3rd Trombone (Bass Trombone) (opt.)
    • Euphonium
    • Tuba
    • String Bass (opt.)
    • Timpani
    • Snare Drum (or Bongo, 締太鼓)
    • Bass Drum
    • Cymbals
    • Tam-tam
    • Claves
    • Maracas
    • Sleigh Bells
    • Glockenspiel
    • Xylophone
    • Percussion (opt.)

楽曲解説

■作品について
 私は以前から、”Hokusai Impressions”というテーマで作品を作り続けています。”Hokusai”とは、江戸期の高名な絵師・葛飾北斎のことです。

 北斎、広重、写楽、歌麿…彼らが世間に打ち出した「浮世絵」は、日本風俗を浮き彫りにした色使い、バランス感覚、デフォルメ、そして何よりも描かれてる世界観がとても独特です。19世紀末のパリ博覧会に、日本から出展された「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」を見たドビュッシーは、触発されて交響詩「海」を生み出し、ゴッホは浮世絵の模写を試み…。
 想像力を掻き立てる浮世絵の持つパワー…彼らが残したものは、強烈な「日本のオリジナル」なのだと思います。鎖国下にあった江戸庶民文化のなせる技…という事ではなく、もともと日本人は「文化を築き上げる力」を持っていたのだと思います。それが強烈に発揮された江戸期、タイムスリップしてでも体験してみたいものです。
 私も及ばずながら、そして生意気にも「日本のオリジナル」をテーマに常日頃より創作しております。尊敬する葛飾北斎の浮世絵にうかがえる「オリジナリティ」に、少しでも近づけたら…という、あまりに過大な目標を持ちながら…。

 さて、今回の「風之舞(かぜのまい)」ですが、やはり写楽の「歌舞伎絵」や「粋(いき)」の世界を、吹奏楽で創りたかった、という関心がありました。「架空の歌舞伎舞台」を繰り広げるという発想から作りはじめたものの、いざ出来上がってみれば、「風ニ舞フ」というさらに大きなイメージを感じ、これで題名が決まりました。

 演奏の仕方によって、かなり表情や色彩が変化すると思います。皆様の様々な演奏、舞台、色彩、「風」が、とても楽しみです。

(全日本吹奏楽連盟会報「すいそうがく」2003年10月発行 No.162より転載)

■改訂版について
この度の改訂版出版にあたり、これまでに演奏される中で創意工夫の必要を感じた箇所、特に編成の違いによる部分について、大幅に手を入れました。したがって、課題曲版と比較すると、オーケストレーションに下記のような変更をしています。
・小編成での演奏に対応するためのオプション譜(小音符)を多く設定した
・大編成での響きの広がりを演出するため音域を拡大した
・テンポ設定の選択肢を広げた

■小編成での演奏について
・スコアに示したオプションパートを省略するだけでなく、最小限、次のパートが含まれれば成立するように作成しています。
Fl.1 / Cl.1&2 / A.Sax. / T.Sax. / Trp.1 / Hrn.1 / Trb.1 / Euph. / Tuba / Perc.(opt.)
・さらに少ない人数で演奏される場合や、不足するパートがある場合には、適宜必要なフレーズを指定以外の楽器に変更して演奏して構いません。
・打楽器は最少1名で演奏することができます。Timpani と Malletsを含めた3名以上で演奏することが望ましいですか、1名で演奏する場合はPercussion (opt.)の楽譜を使用してください。