作曲：ヤン・ヴァンデルロースト(Jan Van der Roost)
演奏時間：38:25(約）
グレード：6
編成：吹奏楽

収録曲：
I. Attila !
II. Arpad
III. Istvan

Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe 1
Oboe 2
Bassoon 1
Bassoon 2
Contra Bassoon
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Eb Alto Clarinet
Bb Bass Clarinet
Bb Contra Bass Clarinet
Bb Soprano Saxophone
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
F Horn 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Euphonium 1
Euphonium 2
Tuba
String Bass
Harp
Piano

Timpani
Percussion : Bass Drum, Snare Drum, Field Drum, Floor Tom, Low Tom, 4 Tom-Toms, Clash Cymbals, Suspended Cymbals (L/S), Chinese Type Suspended Cymbal, Finger Cymbals, Tambourine, Triangles (L/S), Tam-Tams (L/M/S), Flexatone, Beatring, Wind Chimes, Anvils, Whip, Wind Machine, Xylophone, Glockenspiel, Vibraphone, Tublar Bells, Crotales

この3楽章からなる交響曲は、ハンガリーの歴史を音楽で描いています。それぞれの楽章は、ハンガリーの重要な歴史上の人物や出来事にインスピレーションを受けて作られました。
第1楽章はフン族の王・アッティラを描いており、「恐怖」「脅威」「攻撃性」といった感情が強く表現されています。
第2楽章では、ハンガリー建国の父・アルパードに焦点が当てられ、民族としての始まりや団結がテーマになっています。
そして第3楽章は、キリスト教をハンガリーに導入した王・イシュトヴァーン（聖イシュトヴァーン）に捧げられています。この楽章は、精神的な高まりとともに物語を締めくくります。
全体を通して、ハンガリー国歌の美しいメロディが“糸”のように織り込まれていますが、最初はほとんど気づかれないほど控えめに現れ、物語が進むにつれて徐々に明確になっていきます。
そして最後には、この国歌の旋律が堂々と響き渡り、オーケストラがまるで壮大な生きたパイプオルガンのように響いて、交響曲は壮麗に幕を閉じます。