
楽曲詳細情報
- 作曲者
- 松下倫士(Tomohito Matsushita)
- 演奏時間
- 4分50秒(約)
- グレード
- 5
- B.Cl.最低音
- Low Des (実音)
- 編成
- 木管8重奏
- 販売形態
- 販売譜(スコア+パート譜)
楽器編成
- Flute
- Oboe
- Bassoon
- 1st B♭Clarinet
- 2nd B♭Clarinet
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone
- Baritone Saxophone
楽曲解説
タランテラは南イタリア、ナポリの急速な8分の6拍子または8分の3拍子の舞曲で、名前の由来は南イタリアの地名タラントから起こったとも、毒グモのタランチュラに噛まれると狂ったように踊りだす、という伝説から起こったとも言われていますが、この作品はタランチュラの伝説をスト-リー化して表現しています。
冒頭は非常に激しい音楽で幕開けし、Inquietoからはタランチュラが段々と近くに忍び寄ってくる様子を描いています。そして連符が次々と重なり合いながら緊張感が高まり、Con animaではタランチュラに噛まれ、激痛と同時に死への恐怖、そして徐々に毒が回り始めて狂乱状態で踊りだします。しかしその状態も永遠に続くことはなく次第に体力も消耗し、Largamenteからは幻覚が見え始め、苦しみもなくなり一瞬天国にいるかのような気持ちになりますが、またすぐに現実に引き戻され最後は一気に毒が回りバタッと倒れて死んでしまいます。
この作品は各奏者に高い技術が要求されまたアンサンブルも難しい曲ですが、この物語のイメージを大切にして演奏して頂ければと思います。(東京都立小山台高等学校吹奏楽班委嘱作品)
(松下倫士)



















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