ウィンドアンサンブルのための協奏曲／カレル・フサ【吹奏楽輸入楽譜】

フサの特長である緊迫感のある第1曲とミステリアスな第2曲。フサの魅力の詰まった作品。

作曲：カレル・フサ (Karel Husa)
演奏時間：15:00(約）
グレード：6
編成：吹奏楽

Piccolo 1/2
Flute 1,2
Flute 3, 4
Oboe 1
Oboe 2
Oboe 3/English Horn
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Eb Alto Clarinet
Bb Bass Clarinet
Contrabass Clarinet In Bb
Bassoon 1
Bassoon 2
Contrabassoon
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone
Bb Bass Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
Bb Trumpet 4
Bb Trumpet 5
Bb Trumpet 6
Bb Trumpet 7
Bb Trumpet 8
F Horn 1 / 2
F Horn 3 / 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Trombone 4
Baritone B.C. 1
Baritone B.C. 2
Tuba 1
Tuba 2

Timpani
Percussion 1
Percussion 2
Percussion 3
Percussion 4

この作品は、ピューリッツァー賞受賞作曲家カレル・フサによって作曲され、ミシガン州立大学の同窓吹奏楽団の委嘱によって誕生しました。3楽章構成の本作は、1983年に第1回ルイ・サドラー国際吹奏楽作曲コンクールで優勝した名作であり、1984年4月15日にワシントンD.C.のケネディ・センターでアメリカ海兵隊音楽隊（指揮：ジョン・ブルジョワ大佐）により初演されました。このときは作曲者自身も指揮を担当しています。

《作曲者による解説》
この曲は3つの楽章からなり、ソロ楽器やアンサンブル内のグループがそれぞれの技巧を披露する場となっています。
第1楽章〈ファンファーレ〉では、金管楽器セクションが4つの金管五重奏に分かれ、舞台後方に左右に広がって配置され、それぞれが「コンチェルタンテ（独奏風）」のスタイルで演奏します。サクソフォン・アンサンブルはその手前、木管楽器群は舞台前方、打楽器は左右に配置されます。これらのグループは、特に第1楽章と第3楽章で、ソリスティック（独奏的）な役割を果たします。
また、各楽章には個別のソロパートが含まれており、たとえば第1楽章〈ドラム・セレモニー〉ではティンパニとフルートのソロが登場し、第2楽章〈エレジー（哀歌）〉ではイングリッシュホルンや低音木管が重要な役割を担います。
この作品は、現代の吹奏楽奏者たちの技術の高さと、過去25年間における吹奏楽や管楽オーケストラの目覚ましい発展に刺激されて作曲されました。演奏者が楽しめるよう意図された作品です。