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最低22人で演奏することができる。技術的には初級バンドにも演奏可能で、難解な曲ではないが、音楽表現の技量が問われる作品である。
昨年のある県での吹奏楽コンクールの小編成部門。審査員をしていた私は、15人で出場したあるバンドの演奏に感銘を受け、そのようなバンドのために何か書きたいと思った。音域を限定し、技術的、音楽的には決して難しくなく、私自身、いろいろな仕掛けを楽しみながらこの曲を作曲した。 曲の構成は次の通り。
冒頭はシャコンヌ風に始まり、上声部ではカノンが形作られる。[25]からの低音の音階は、ヴェルディの「4つの宗教的小品」の「謎の音階」の引用である。[40]からのアレグロはソナタ形式。[49]からの第1主題のベースには冒頭のシャコンヌ主題が流れている。
第2主題は[73]から。これはシャコンヌ主題の縮小型。[92]からは自由な経過的な展開部。[123]より再現部。[155]よりシャコンヌ主題によるフーガ。[191]での主題の重なり方に注意。[207]からは冒頭の再現。[239]からはコーダ。 演奏に際してはまず、1人1人が綿密な楽曲分析をし、自分の役割を認識してほしい。
編成は基本的には各パート1人(クラリネットは2人)であるが、バランスを調整しながら人数を増やしてもよい。またオプション楽器は必要に応じて加えることができる。大編成のバンドでは、人数を減らし、アンサンブルの練習に活用してほしい。 テンポには融通を持たせたが、それぞれのテンポの関連に注意のこと。特に[92]は遅くならないように。
冒頭もあまり遅くしすぎると全体のバランスが崩れる。また、無意味なアゴーギグをつけ過ぎないように。たとえばバッハの作品では、基本的にはテンポは変えないというのと同じように、この曲でも、ハッタリなどで演奏をごまかさず、むしろ、細部に磨きをかけ、この対位法的小品を楽しんでもらいたい。
この曲を全国の小編成バンドに捧げる。
(出版譜「作曲者のことば」より)
楽曲詳細情報
最低22人で演奏することができる。技術的には初級バンドにも演奏可能で、難解な曲ではないが、音楽表現の技量が問われる作品である。
楽器編成
楽曲解説
昨年のある県での吹奏楽コンクールの小編成部門。審査員をしていた私は、15人で出場したあるバンドの演奏に感銘を受け、そのようなバンドのために何か書きたいと思った。音域を限定し、技術的、音楽的には決して難しくなく、私自身、いろいろな仕掛けを楽しみながらこの曲を作曲した。 曲の構成は次の通り。
冒頭はシャコンヌ風に始まり、上声部ではカノンが形作られる。[25]からの低音の音階は、ヴェルディの「4つの宗教的小品」の「謎の音階」の引用である。[40]からのアレグロはソナタ形式。[49]からの第1主題のベースには冒頭のシャコンヌ主題が流れている。
第2主題は[73]から。これはシャコンヌ主題の縮小型。[92]からは自由な経過的な展開部。[123]より再現部。[155]よりシャコンヌ主題によるフーガ。[191]での主題の重なり方に注意。[207]からは冒頭の再現。[239]からはコーダ。 演奏に際してはまず、1人1人が綿密な楽曲分析をし、自分の役割を認識してほしい。
編成は基本的には各パート1人(クラリネットは2人)であるが、バランスを調整しながら人数を増やしてもよい。またオプション楽器は必要に応じて加えることができる。大編成のバンドでは、人数を減らし、アンサンブルの練習に活用してほしい。 テンポには融通を持たせたが、それぞれのテンポの関連に注意のこと。特に[92]は遅くならないように。
冒頭もあまり遅くしすぎると全体のバランスが崩れる。また、無意味なアゴーギグをつけ過ぎないように。たとえばバッハの作品では、基本的にはテンポは変えないというのと同じように、この曲でも、ハッタリなどで演奏をごまかさず、むしろ、細部に磨きをかけ、この対位法的小品を楽しんでもらいたい。
この曲を全国の小編成バンドに捧げる。
(出版譜「作曲者のことば」より)