
中国五経のひとつ「易経」45番目の卦。音と音との繋がりが生み出す、音楽的事象を絶対音楽として表現。
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楽譜と向き合い作曲者の絶対音楽を表現できるか!
①昨今の標題音楽、情景描写の氾濫に一石を投じる作品。
②余計な解釈は必要とせず、音符と音符が紡ぎだす音楽に向き合いたい。
③工夫次第でパーカッションは3人で演奏可能。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 天野正道(Masamicz Amano)
- 演奏時間
- 8分00秒(約)
- グレード
- 4.5
- 主なソロパート
- Fl. / B♭Cl. / A.Sax. / Euph. / Tuba / Timp. / 4 Toms
- Trp.最高音
- 1st / A 2nd / E
- 最少演奏人数
- 20名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Flute 1 & 2
- B♭Clarinet 1 & 2
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone
- Tenor SaXophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba
- Timpani
- Percussion ※3 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- 4 Concert Toms
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Hi-Hat Cymbal
- Ride Cymbal
- Triangle
- Wind Chime
- Wood Block
- Shaker
- Vibraphone
楽曲解説
《沢地萃<吹奏楽版>》は、管打8重奏用に書いた同名のアンサンブル楽曲(ENMS-84289)を、今回のレコーディングの為にウインドアンサンブル編成に、拡大、加筆した作品です。
タイトルの「沢地萃」ですが、中国五経のひとつ「易経」45番目の卦です。その内容は敢えてここには書きません。是非、皆様方がそれぞれ調べてみて下さい。実際に卦を立ててみても良いでしょう。そうすることによって、この作品の演奏解釈がより一層深いものとなります。
また、この作品は標題音楽、描写音楽ではありませんので、「この曲のこの部分はこういう事を表現している」などという事も一切ありません。余計な解釈をせずに、それぞれの音と音との繋がりが生み出す、各種の音楽的事象を絶対音楽として表現して下さい。そのためにも是非、バッハやベートーヴェン、ブラームスなど、楽聖が生み出した絶対音楽の研究をして下さい。音楽の幅がとても広がります。
(天野正道)