
1582年にヨーロッパ使節として派遣された千々石ミゲルの数奇な人生を描いた作品。和洋折衷の和声と江原氏ならではのキャッチーな旋律が印象的!
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楽曲詳細情報
- 作曲
- 江原大介(Daisuke Ehara)
- 演奏時間
- 7:30
- グレード
- 3.5
- 主なソロパート
- Fl. / Cl. / A.Sax. / Trp. / Trb. / Euph.
- Trp.最高音
- 1st:F / 2nd:E♭
- 演奏最少人数
- 16名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
- 1st Flute (doub. Piccolo)
- 2nd Flute (option)
- Oboe (option)
- Bassoon (option)
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭
- **Clarinet in B♭ (Alternative 2nd Alto Saxophone in E♭)
- Bass Clarinet in B♭ (option)
- Soprano Saxophone in B♭(option)
- 1st Alto Saxophone in E♭
- 2nd Alto Saxophone in E♭(option)
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 1st Horn in F
- 2nd Horn in F (option)
- 1st Trombone
- 2nd Trombone (option)
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (option)
- Timpani,Nagado-daiko(長胴太鼓) (option)
- 4 Toms,Snare Drum,Furin(風鈴) ,Vibraphone
- Kagura-suzu(神楽鈴),Bass Drum,Wind Chime,Glockenspiel
- Shime-daiko(締太鼓),Suspended Cymbal,Hyoshigi (拍子木),Finger Cymbal
- Marimba,Surigane(摺鉦),Crash Cymbals (option)
- ・この楽譜には2nd Alto Saxophoneがいない場合でもClarinetで代替可能なパートが書かれています。
- ・Timpaniと長胴太鼓は1人の奏者が持ち替えで演奏することが想定されています。
しかし、長胴太鼓が用意できない場合はTimpaniの楽譜を演奏し続けてください。楽譜上には両方のパートに音がある箇所があるので、持ち替え可能であれば長胴太鼓の楽譜を演奏してください。 - ・和楽器が多く用いられていますが、用意できない場合は下記のように代替可能な楽器を指示しています。
神楽鈴→Sleigh Bells
風鈴→Finger Cymbals またはTriangle
締太鼓→Bongo
拍子木→Claves
楽器編成
**Clarinet in B♭(Alternative 2nd Alto Saxophone in E♭)は 2nd Alto Saxophone in E♭がいない場合のみ演奏
楽曲解説
この作品は、2025年に雲仙市立小浜中学校吹奏楽部の委嘱により作曲し、同校の全日本吹奏楽コンクール自由曲として演奏されました。奏者一人ひとりの個性を生かすことを意識して作曲しました。題材は「千々石ミゲル」。天正遣欧少年使節として海を越え、異国の地へと旅立った一人の青年――その心の軌跡を音楽で描いた三楽章構成の作品です。
第一楽章では、未知の世界へ踏み出す不安と、希望に満ちた期待が交錯するなか、若者が荒波に立ち向かい旅立つ姿を描きました。波濤のように荒々しい音のうねりの中に、決意に満ちた彼の強い眼差しが浮かび上がります。
第二楽章では、異文化との出会いに揺れる心、開かれていく精神の扉を表現し、そこには彼が見た異国の風景や耳にした音楽の記憶が散りばめられています。後半では、千々石ミゲルが耳にしたとも伝えられるジョスカン・デ・プレ作曲「千々の悲しみ」の断片が現れます。実際に触れた曲目については諸説あり確証はないものの、本作ではヨーロッパでの記憶のかけらとして引用しています。
第三楽章では、遠く離れた故郷への郷愁が深く漂い、記憶の中にある日本の原風景や祭り囃子の響きが立ち上がります。ここで聞こえるお囃子は実際のものではなく、彼の記憶に根差した空想の響きとして描かれています。華やかな音楽とともに、祖国を想い続けた祈りが音の中に溶け込み、この作品を締めくくります。
【編成と楽器について】
(江原大介)












