
宅配スコア閲覧
楽曲詳細情報
- 作曲
- 井澗昌樹(Masaki Itani)
- 演奏時間
- 9分20秒(約)
- グレード
- 4.5
- 主なソロパート
- Picc. / Fl. / Ob. / B♭Cl. / Trb.
- Trp.最高音
- 1st:high B♭ / 2nd:G / 3rd:Es
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- 1st & 2nd Flutes
- Oboe
- Bassoon
- Clarinet in E♭
- 1st Clarinet in B♭ (div.)
- 2nd Clarinet in B♭ (div.)
- 3rd Clarinet in B♭
- Alto Clarinet in E♭
- Bass Clarinet in B♭
- 1st Alto Saxophone in E♭
- 2nd Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 3rd Trumpet in B♭
- 1st & 2nd Horns in F
- 3rd & 4th Horns in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- Bass Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Timpani
- Percussion
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Hi-hat Cymbal
- Triangle
- Tambourine
- Glockenspiel
- Vibraphone
- Tubular Bells
楽曲解説
天の世界から降りてきた天女が衣を脱いで水浴びをしていると・・・羽衣伝説は日本各地に存在する伝説です。「丹後国風土記」には京都府京丹後市峰山町を舞台としたものが記されていすが、地元峰山町にはそれとは少々異なった伝説が残っています。
多くの説話に同じく、天女は男に羽衣を隠されてしまい、天に帰れなくなってしまいます。男の妻となり子をもうけますが、褪せぬ寂しさに耐え切れません。やがて自分の羽衣を見つけ出して天に帰ってしまいました。「七日七日に会いましょう」と云い残した天女の言葉は「七月七日に会いましょう」と男に伝わってしまい、一年に一度しか会えないと思い込んだ男は天上まで追いかけ、自分も天上界で暮らしたいと天帝に願い出ます。天帝は天の川への橋を架けることを条件にその願いを認めます。加えて、その橋が完成するまで天女のことを思い出さないという約束も・・。しかし、男はその約束を守ることができず、天の川の大洪水によって下界に流されてしまいました。
このような、天から舞い降りた乙女が人間の妻や子供になるという説話は日本のみならず、世界中に数多く存在します。それらの中で目を通すことの出来たもののほとんどは、乙女は長く留まることはなく、脱いだ羽衣を再びまとい昇天するという結びを取っていました。これらが人間の祖先にとって「本当の話」であるならば、終生、愛を貫いて幸せに暮らしたと語っても良さそうなものです。ロマンティックな様相のその裏に一体何が隠されているのでしょう。天に昇る、天上界・・・文字面だけみれば、それは死そのものだと思うのですが。
真実は分かりません。しかし、物語から溢れ出る悲しみの質感に手を伸ばすことだけが、随分と時を経てしまった我々にできることだろうと思います。憐憫だけでは寂しいかもしれませんね。「七日七日に会いましょう」と言い残した天女の言葉が真に愛に満ちたものであったと願っています。
なお、星合いとは七月七日の夜を指す言葉です。
海上自衛隊舞鶴音楽隊創設40周年記念として作曲、同隊第51回定期演奏会にて初演されました。その後、終結部をわずかに修正しています。
(井澗昌樹)












