
鹿野草平/Gr.5/8:30
宅配スコア閲覧
楽曲詳細情報
- 作曲
- 鹿野草平(Souhei Kano)
- 演奏時間
- 8分30秒 (約)
- グレード
- 5
- 主なソロパート
- Picc. / Fl. / Ob. / B♭Cl. / A.Sax. / Hrn. (or A.Sax.) / Trb./ Euph.
- Trp.最高音
- 1st:High C / 2nd:H / 3rd:G
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe
- Bassoon
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 , 2 & 3 (all div.)
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 , 2(div.) & 3
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 , 2 & 3
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass (div.)
- Piano
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Wadaiko (和太鼓 or Bass Tom)
- 3 Tom-toms
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Hi-Hat Cymbal
- Pedal Bass Drum
- Gong
- 2 Cowbells
- Shaker
- Anvil
- Claves
- 2 Wood Blocks
- Maracas
- Glockenspiel
- Vibraphone
- Tubllar Bells
楽曲解説
一連の『吹奏楽のためのスケルツォ』シリーズにて、私は変拍子での作曲法を実施してきたが、ある看過できない問題も感じていた。それは、1つはシンコペーションが困難であること、もう1つは3連符、5連符などを用いうる箇所が限られる事だった。
前者にあっては、例えば変拍子とそれに合致したメロディがあったとする。そこに対位法的で立体的なリズムをもつカウンターメロディやパッセージを配置する場合、その奏者は設定された拍子とはかけ離れたリズムで演奏しなければならなくなり、意味なく苦痛を与える事となる。また、後者にあっては、例えば2/4拍子で4分音符ベースでの3連符の連続があったとする。その際に次の小節で5/8拍子が設定された場合、3連符が割り切れない状態となる。
こういった作曲上の要求がある場合、多くは4/8拍子等で固定し、もともとの変拍子を「無理やり」表記する事となるが、これでは合奏全体の拍子感(特に拍頭感)を損ねてしまう。
本作『ファイヴ・コンビネーション』は、これらの諸問題の一つの解決方法を模索したものである。
特に後半部分において、主に5/8拍子が設定されており(もちろん別の拍子が挿入される事はある)、この拍子は16分音符単位で22222, 2233,2332等あらゆる拍に分割することができる。これで複数のリズムの組み合わせを同時進行させ、なおかつ全体の拍子感を損なわない演奏が可能となる。更に、そこに3連やその他の連符も挿入できる。
この試みのヒントを、私は伊福部昭氏の『ピアノと管絃楽のためのリトミカ・オスティナータ』から得た。(終結部の楽想は伊福部昭氏へのオマージュである)
(鹿野草平)














