
鹿児島を舞台に僧侶「俊寛」の激動の人生と感情の移ろいを表現した作品。ピアノと木管低音楽器の技術の妙が聴きどころ。
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楽曲詳細情報
- 作曲
- 松下倫士(Tomohito Matsushita)
- 演奏時間
- 7:30
- グレード
- 3.5
- 主なソロパート
- Picc. / Fl. / Cl. / S.Sax. / A.Sax. / B.Sax.(Euph.) / Euph.(T.Sax.) / Timp.
- Trp.最高音
- 1st:G / 2nd:E
- 演奏最少人数
- 20名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
- 1st Flute (doub. Piccolo)
- 2nd Flute
- Oboe (option)
- Bassoon (option)
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭
- Bass Clarinet in B♭
- 1st Alto Saxophone in E♭(doub. Soprano Saxophone in B♭)
- 2nd Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 1st Horn in F
- 2nd Horn in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (option)
- Piano
- Wind Chime,Suspended Cymbal,Timpani,Wood Block,Ocean Drum
- Marimba,Suspended Cymbal,Snare Drum,Wind Chime,Vibraphone,Tam-tam,Crotale
- Vibraphone,Xylophone,Glockenspiel,Crash Cymbals,Bass Drum (option)
楽器編成
楽曲解説
この作品は鹿児島市立明和中学校吹奏楽部(顧問:橋口通先生)の委嘱で作曲しました。鹿児島が舞台になっている能「俊寛」(しゅんかん)をテーマに、ということでご相談いただきました。これまで能を題材にした作品をいくつか作曲していますが、女性にフォーカスした作品が多かったので、今までとは違った感覚で作曲しました。元々の編成は変則的でしたが、出版にあたり、一般的な編成で演奏できるように改変しました。
時代は平家全盛の平安末期。法勝寺で執行を務めていた僧都の俊寛は、平家打倒の陰謀を企てた罪により、藤原成経、平康頼とともに鬼界島に流されてしまいます。成経と康頼は、日頃より信仰心あつく、島内で祈りを捧げていました。ある日俊寛は、谷川の水を酒と見立ててふたりに振舞い、都を懐かしんでいたところ、都から赦免使がやって来ます。ところが赦免状には、俊寛の名前だけがなかったのです。ひどく悲しむ俊寛に、周りも慰めの言葉がありません。やがて2人を乗せた舟は島を離れ、俊寛は必死に舟にすがりつきますが、無情にも打ち捨てられます。2人は「都へ帰れる日が来るから」と声をかけますが、その声も遠ざかり、船の姿もとうとう消えてしまいました。
「俊寛」のお話には色々と考えさせられることがありますが、音楽を通して彼の心情の変化を表現できたらと思い今回作曲しました。場面の変化をしっかりと意識しながら、スケールの大きい演奏をしていただけると嬉しいです。
(松下倫士)












