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現代の若手作曲家にスポットを当てる座談会企画

第3回 座談会企画 若手作曲家の現在地 ~朝日作曲賞受賞とその後~

2018年7月4日
第3回 全日本合唱連盟×ブレーン株式会社「若手作曲家の現在地 ~朝日作曲賞受賞とその後~」

「朝日作曲賞受賞とその後」という切り口で現代の若手作曲家にスポットを当てる座談会企画。第21回~25回の同賞受賞者に一堂に会していただき、応募のきっかけや受賞までの経緯、そして受賞以降~現在まで、同世代5人に神田のとある事務所の一角で2時間半にわたり語り尽くして頂いた連載企画の第3回。(全3回)
⇒第1回はこちらから
⇒第2回はこちらから

参加者:第21回受賞「夢のうちそと」
第22回受賞「さよなら、ロレンス」
第23回受賞「幻想小曲集」
第24回受賞「青い小径」
第25回受賞「ねむりのもりのはなし」
土田豊貴さん
森山至貴さん
旭井翔一さん
森田花央里さん
山下祐加さん
 
⇒朝日作曲賞について
 
【第三回】朝日作曲賞受賞とその後
 
朝日作曲賞の本当の価値 -一途に、ひと夏歌ってもらうという事

土田:課題曲としてひと夏歌ってもらえるというのは、一番の魅力ですよね。賞金以上に価値があると思います。

森山:そうですね。やっぱり高校生とかがひと夏かけて一生懸命練習してくれるという事を作曲者として体験すると、すごく背筋が伸びるというか、それは思いますよね。

森田:そうそうそう。それは本当にそう思います。

土田:合唱作曲の魅力のひとつですよね。

森山:アマチュアが主体の音楽業界だから、練習とかすごく時間かけてやってもらう分、それに足る音を書いたのか?という自問が生まれて。これは自分の作曲活動に大きく影響を与えていますね。

森田:私も高校生とか学生の皆さんが歌ってくれるのは本当に大きくて、ある会場で高校生が私を見つけて走ってきてくれて、曲にすごく共感してくれてて。私の曲が《鳴らない鐘の~》っていう詩で、その子が「わたし、恋をしていたんですけど、でもそれはうまくいかなくて…だから曲の気持ちがすごくよくわかるんです…」って言ってくれて、私は高校生を前に「うぇぇ~~」と一人で号泣しました。あのまっすぐな瞳。だから、山下さんも支部大会と全国大会のスケジュール絶対把握しておいた方がいいですよ!私は中高部門の全国大会にどうしてもスケジュールがあわなくて行けなくて、すごく悔しくて…

山下:貴重なアドバイス有難うございます(笑)

森山:演奏者の皆さんとの接点は本当に有難いですよね。僕のときは、演奏してくれた東北福祉大の打ち上げに参加させてもらって、ちょうどその翌日が実は誕生日で、日付がかわった時に「ハッピー・バースデイ」を歌ってもらって。金賞団体に歌で30歳を祝ってもらう本当に素晴らしい誕生日でした。とても嬉しかった。

山下:今日、お話を聞かせていただいて、さらに楽しみになりました。演奏していただけたら、嬉しいですね。

 
受賞後の活動 -受賞した作曲家として

土田:僕はやっぱり課題曲として歌って頂いた団体さんから委嘱頂いたり、関係が広がっていきました。合唱作品書く機会は増えましたね、コンクールだったり演奏会だったり、ご依頼頂くのはやはり朝日作曲賞をきっかけにして交流を持った団体さんが多いですね。全国大会で歌って下さった団体さんから委嘱いただいたり。あとは合唱書くことが器楽曲書く時にいい影響あるなーと。合唱書きはじめてから器楽曲の書き方若干変わりました。

旭井:どう変わりました?旋律的になったとかですか?

土田:それもあります。あとは音域とか発声とか声の持続とか奏者の事をより一層気にして書く視点が身に付いたと思います。楽器の友人からは弾きやすくなったとは言われましたが、プロにはもっと苦労してもらえば良かった!と思ったりするので、ちょっと悔しい部分もありますけど(笑)

森山:余談ですけど受賞した人は引越しをするっていうジンクスがあるらしく、僕も例に漏れず引っ越しました(笑)冗談はさておき、そうですね、勿論賞で私の事を知って下さって、委嘱してくださったり他の作品を歌って下さったりっていうのはあります。ただ、私の受賞作からは「受付」という曲が課題曲に選ばれたんですけど、相当あの曲のイメージが強いのか、 ああいう難しいのじゃない簡単な曲を書いて下さいというオーダーが続出してまして(笑)…特に中学生が歌えるようなのをちゃんと書いて下さい、というオーダーが多いですね。お前は難しい曲書くんじゃないぞ!というプレッシャーを感じる事が多い(笑)なので久しぶりにちょっと難しい曲書きたいです。奏者に呪いをかけるような難しい曲を(笑)とにかく難しい曲を書くなよ!という事を要望される(笑)

土田:僕は逆に簡単な曲の依頼来ないです(笑)書きたいんですが(笑)

森田:たしかに課題曲のイメージつきますよね?かなり強く。

森山:本当にそう。すごい影響力だと思う。

旭井:ぼくは受賞作品以降、合唱作品書いていないのでそろそろ書きたいなと。僕にとって合唱曲凄く難しいんですよ。だからみなさんの曲聴いて勉強しなきゃなと。もし書けるなら、難しい曲書きたいですね。

森田:私は曲を聴いてもらって、お話を頂くことは増えましたね。なぜか曲を聴いて頂いて3日後にお話頂くことが多いですね。フェイスブックで連絡が来て、演奏しますみたいな。

―ちなみにそういう時はみなさんの窓口とかってどうなさってるんですか?ツイッターとかフェイスブックとか。

旭井:僕はフェイスブックだけ。

土田:フェイスブックは友達用ですね。ツイッターが窓口といえば窓口。

山下:私はまったく…

土田:もっと気軽に連絡して頂いて大丈夫ですよね。こちらは全然OK。

森山:常にウエルカムです。

一同:本当にお待ちしています(笑)

 
今後書きたいもの、やりたい事-合唱と他ジャンルをつなぐ

土田:書きたいものは色々あります。今まではコンクールの自由曲等が多いのですが、実はいま、おかあさんコーラスの委嘱で新曲を書いているので、そういう作品もたくさん書きたいですし、夢を大きく持つなら、いつかはオペラ・オラトリオ等の大曲も理想としてはあります。好きな詩人は萩原朔太郎なのですが、ほとんど書いたことは無いのでいずれは。あとは自分と同世代の詩人の詩で書きたいですね。

森山:私は器楽曲を書く経験がほぼ皆無なので、なんでもいいので器楽作品書いてみたい。というのはあります。いつでもどこでも書くよ!と思っています。あと、受賞作で使わせてもらった四元さんの詩はいろんな編成でもっと色々やれるはずなんですよ。モノオペラを書きたいと思っていて、大きな編成じゃなくて器楽とバリトンみたいな。まだ、思っているだけですけど。あとは小学生とか中学生とかに歌ってもらえる作品ももちろん。

旭井:課題曲が結構地味というか静かな曲だったので、逆に思いきりポップか、思い切り現代的な作品か。あとはヴォカリーズとか、意味のない言葉を使った作品。やりたいのは色々ありますけど、機会がなくて… 

森田:私はいま夢二の詩でしか書けない。ほかのものに共感できなくて。夢二は私の中にそもそもあるものと近いのか、考えなくても読めば一瞬でわかる。あとはジャズとかもやっていて。ジャンルにとらわれないことが音楽を衰退させない事だと思っているので他のジャンルにも取り組みたい。ラウンジのBGMをピアノで弾くお仕事させて頂いているんですけど、一般のお客さんの価値観と芸術的価値の間に溝があると感じていて、そのあいだを縫うような仕事が出来たら。あとはジャズバンドなんかをちょっと仕掛けてます。

一同:へー

旭井:ビッグバンドですか?どういうジャズなんですか?

森田:ジャズって一口に言っても色々ありますよね。ただ生ぬるいジャズはやりたくなくて、といいつつ勉強中なんですけど。弦楽器とか声楽とかって音の立ち上がりが遅くてリズムが立ちにくいから、グルーヴとかにはやっぱり弱い。だからそういう曲もうまれにくいし。でもジャズ・ラウンジとか、シンプルで昔からあって、良いもので、でも所謂クラシックとは違う路線の音楽と合唱の融合なら可能性あるのかなと。もうちょっと修行して、ぬるいジャズにならないように精進します。

土田:なるほど。合唱のいいところはなんでも、それこそ演奏会で中学生が歌える曲と現代曲が混在したりしても違和感ないというか。シェーンベルク、ウェーベルンあたりのピアニストやヴァイオリニストが敬遠するような作曲家でも演奏するし、リゲティだったりペンデレツキだったり。無調を拒まないですし、なんの壁も無いですよね。

旭井:そんなに現代曲やるんですね?すごいなぁ… ラッヘンマンとかミュライユとかもやってもらいたいな。

森山:本当に幅は広いですよね。選曲の傾向はおもしろいですよね。ただ藤倉大さんとか、誰もが知る現代作曲家の合唱作品とかももっと演奏されればいいのになとも思いますけどね。

森田:合唱の場合、聴衆と歌い手が重なるんですよね。

森山:合唱界に身を浸していて思うのは、自分が歌う曲以外のものへの関心を持つ余地が意外とないんですよね。練習も結構タイトにやられていて、その時取り組んでいるもの以外に関心を持てる時間的余裕があまりない。聴衆と歌い手が重なっていることの面白さも勿論あるんですけど、聴くだけとか、自分が歌っている曲以外にも関心が広くなると嬉しいなと思います。

土田:作曲者としては励みになりますよね。

旭井:合唱やっている方って普段は何聴かれているんですかね?

森山:J-POPとかは聴かれるでしょうけど、いま何を聴いていますか?と尋ねたら練習中の曲ですと答える方が案外多いんじゃないかな?もちろん他にたくさん聴いていらっしゃる方もいますけど。

土田:むしろ作曲家はかなり聴いてますよね。勉強ですし。最近面白かったのは細川俊夫先生のアヴェ・マリア。

旭井:僕も聴きました。

森山:アリオンさんとかが過去の初演音源をアップロードしているので、こんなマニアックな…って思うようなのも聴けますよね。

土田:なんでもいいから聴いてほしいですよね。…すみません、だいぶ脱線しました。山下さんは?

山下:とにかくコンスタントに作品を書いていけるように精進して、あとは中高とやっていた吹奏楽とか器楽作品とか。

森田:昔オラトリオ書かれてましたよね?中島敦の「李陵」で。オケ、ソリスト、合唱揃えられて。楽譜見たことある気がする。

一同:へー!すごい!

森田:たしか楽譜は手書きで…

山下:そうですね。

土田:すごいなぁ…どのくらいの長さですか?

山下:1時間半くらいです。友人や色々な方々のおかげで演奏して頂けました。再演も。有難いことに。

土田:オラトリオの再演!すごいですね。

山下:有難かったです。好きで、オペラとか。

土田:すごいなぁ… 卒業制作ですか?

山下:そうですね。色々考えたんですけどやっぱりオケと歌の作品を書きたかったんだと思います。いつかこどもを対象にしたオペラとかも書いてみたいですね。そして音楽を通していろいろな人と触れ合えたらいいなと。あとは、やっぱりいまは、長田さんの詩で何か出来たらと思っています。

―なるほど。話は尽きませんが、そろそろお時間も来てしまったようです。刺激の多い時間だったのではないでしょうか?みなさんの今後がさらに楽しみになりました。今日は本当に有難うございました。

一同:有難うございました。

 

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「若手作曲家の現在地 ~朝日作曲賞受賞とその後~」いかがでしたか?作曲家の人となりは往々にして楽曲・楽譜を通じて語られるものですが、こうして言葉を通じて発信されると新たな一面が見えこれまで彼らの楽曲を演奏された経験をお持ちの方にとっても新しい発見があったのではないでしょうか?

プロフィール欄にて、朝日作曲賞受賞曲以外の作品についてもご紹介しております。是非、ご覧下さい。

また、文中でもありましたが、委嘱や編曲、また些細なご質問でもいつでもコンタクトは大歓迎との事。この記事が彼らと合唱団の皆さんを繋ぐ切っ掛けとなり、新たな作品が生まれる事を心より願っています。3週にわたり最後までお付き合い頂き本当に有難うございました!

なお、本日7月10日は全日本合唱連盟会報「ハーモニー」173号の発行日です!好評の作曲家シリーズ第3回に鈴木憲夫先生が登場されます。「作曲家」の皆さんの人となりに想いを馳せる週末になさっては?! ⇒詳しくはコチラ

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プロフィール・作品紹介
 
 土田豊貴 Toyotaka TSUCHIDA

桐朋学園大学音楽学部・カレッジディプロマ作曲科修了。2010年、女声合唱とピアノための「夢のうちそと」で朝日作曲賞を受賞。第81回NHK全国学校音楽コンクール、高校部門スペシャルステージの編曲を担当。近年、多くの委嘱作品を手掛ける傍ら、NHK全国学校音楽コンクール、合唱祭をはじめとする各種審査員を務めている。近作には女声合唱とピアノのための「記憶する水」(委嘱・浦和第一女子高等学校音楽部)、男声合唱とピアノのための「愛の天文学」(委嘱・小松原高等学校(現・叡明高等学校)音楽部)など。これまでに作曲を法倉雅紀、鈴木輝昭、指揮を故・岡部守弘、高関健、ピアノを三輪郁の各氏に師事。
作曲・声楽アンサンブル「THEATRE EN VOIX」同人。
 

<作品リスト>

女声合唱とピアノための「夢のうちそと」
作曲:2010年 編成:SSA+pf 出版:音楽之友社
無伴奏女声合唱のための「春たけなわ」 ⇒参考音源
作曲:2013年 編成:SSA 出版:ブレーン株式会社
男声合唱とピアノのための「愛の天文学」 ⇒参考音源① ⇒参考音源②
作曲:2013年 編成:TTBB+pf
混声合唱とピアノのための「さびしい魚のおはなし」
作曲:2014年 編成:SATB+pf 出版:音楽之友社
Lepton?オーケストラのための?
作曲:2006年 編成:orchestra 初演:(指揮)鷹羽弘晃/桐朋学園大学有志オーケストラ
チェロ四重奏曲(2015)
作曲:2015年 編成:4 Violoncellos 初演:海野幹雄、朝吹元、松浦健太郎、西山健一

 森山至貴 Noritaka MORIYAMA

作曲家、社会学者。1982年生まれ。高校時代合唱部に在籍し、作曲をはじめる。
第22回朝日作曲賞受賞。第13・18・20回朝日作曲賞佳作受賞。
大学院生時代には東京大学コーロ・ソーノ合唱団の学生ピアニストとして松本望氏の合唱組曲『むすばれるものたち』の初演に携わった。作品はBRAIN MUSIC、音楽之友社、教育芸術社、Miela Harmonijaから出版されている。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教。社会学者として大学での研究、教育もおこなっている。
 

<作品リスト>

混声合唱組曲『沈黙のありか』 ⇒参考音源
作曲:2011年 編成:SATB+pf 出版:音楽之友社
女声合唱とピアノのための『おてんきのうた?』 ⇒参考音源
作曲:2010 編成:SSA+pf 出版:Miela Harmonija
混声合唱組曲『蝶 はばたく朝』 ⇒参考音源
作曲:2012~2014年 編成:SATB+pf 出版:教育芸術社(組曲4曲中3曲をピース譜として出版)
男声合唱とピアノのための『始原の蛇』 ⇒参考音源
作曲:2014年 編成:TTBB+pf 未出版
混声合唱組曲『太陽と海と季節が』 ⇒参考音源
作曲:2014年 編成:SATB+pf 出版:BRAIN MUSIC

 旭井 翔一 Shoichi ASAI

1988年生まれ。東京藝術大学を卒業。身長約192cm。様々なジャンルのプレイヤーとのコラボレーションによる、ボーダーレスな作品を創作している。近作にはチップチューンミュージシャンのSaitone氏との共作「524DCA1A.ksh」や、東京佼成ウインドオーケストラ、愛知室内オーケストラなどにより演奏された、サクソフォン協奏曲「パガニーニ・リミックス」など。
受賞歴は第23回朝日作曲賞(合唱) ほか多数。
 

<作品リスト>

忘却曲線からの旅立ち (2014/2015) [Orch]
おはよう・おやすみエクスプレス (2015) [Hrp, Vn]
_524DCA1A.ksh (旭井翔一&Saitone 共作) (2015) [A.Sax, Elec(8bit)]
パガニーニ・リミックス (アルトサクソフォンとオーケストラ版) (2013/2015) [A.Sax, Orch]
衒学者とガラス細工の金魚たち (2014) [Vib.]
呪術的思考(2014) [Pf]
ぶぼぶぼ (Bubo bubo) (2014) [Vn, Sax(Sop, Bari)]
ペンギン教授の講義録 (2014) [S.Sax, T.Sax, Pf]
南風の忘れ物 (2012) [A.Sax]
幻想小曲集 (宮沢賢治の詩による) (2010/2012) [Mixed chorus, Pf]
蝶を放て (2009-2010) [Vla, Pf]

 森田 花央里 Kaori MORITA

東京藝術大学作曲科卒業。第19回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門・中田喜直賞の部入選。混声合唱組曲「青い小径」(詩:竹久夢二)にて、第24回朝日作曲賞(合唱組曲) 受賞。CD[ブレーン] 楽譜[カワイ出版]発売中(「鐘」2014年度全日本合唱コンクール課題曲G4)。在学中より伴奏や室内楽の研鑽を積み、ジャズユニット、即興演奏も演奏活動中。現在、ジャズピアノ・理論を、辛島文雄の師である田村勝哉氏に師事。
twitter→@Kaori_Morita
 

<作品リスト>

《眞實》(2014/教育芸術社)
《三味線草・壱》(2014 /harmonia ensemble) ⇒参考音源
《風の記憶》(2014/チェリスト・原永里子)
編曲提供:《枯葉》(IL DEVU/2015)など多数。

 山下祐加 Yuka YAMASHITA

東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。作曲を尾高惇忠、日野原秀彦の各氏に師事。
2011年、大学内にて新作オラトリオ『李陵』を初演、翌年、横浜みなとみらいホールで再演された。
名古屋のしらかわホールにて、混声合唱組曲『私たちは一人ではない』がVocal Ensemble《EST》によって初演される。同時に楽譜(カワイ出版)とCD(ジョヴァンニ・レコード)が発売されている。
2014年、混声合唱組曲『ねむりのもりのはなし』で第25回朝日作曲賞を受賞。
今年、混声合唱組曲『光のために』(詩:立原道造)、同『夢の続き』(詩:みなづきみのり)、同『ふるさとのように』(詩:堤江実)を初演予定。
 

<作品リスト>

1. オラトリオ『李陵』
2. 室内オペラ『悟浄出世』
3. 混声合唱組曲『私たちは一人ではない』
4. 混声合唱組曲『ねむりのもりのはなし』

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