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【楽譜】女声合唱とピアノのための「金子みすゞ童謡全集より八つの詩」

在庫
在庫あり
商品コード
CHMS-F003
JANコード
4995751819826
メーカー
ブレーン株式会社
¥1,944(税込)
税抜 ¥1,800
数量
-+
♪詳細情報♪
この楽譜には、次の楽章があります。
  I. 私と小鳥と鈴と
  II. お魚
  III. 蝉のおべべ
  IV. ぬかるみ
  V. 金平糖の夢
  VI. 草原の夜
  VII. 大漁
  VIII. 星とたんぽぽ
作詩:金子みすゞ
作曲:坪北紗綾香
データ 演奏時間:21分00秒(約)
I.1分40秒(約),II.2分30秒(約),III.2分30秒(約),IV.2分20秒(約),
V.2分00秒(約),VI.3分30秒(約),VII.2分50秒(約),VIII.3分40秒(約)
編成:女声(童声)
声部数:Soprano / Alto
言語:日本語
伴奏:ピアノ伴奏
出版社:ブレーンミュージック / Brain Music
販売形態:販売譜
♪楽曲解説♪

みすゞの詩は、私の幼い頃の体験と通ずるものがあります。広島県呉市で生まれ育った私は、美しい海や川を眺め、豊かな自然の中で遊び、祖父からはたくさんの花や虫の名前を教えてもらいました。自然の一部として見続けた世界は、みすゞの描く世界そのものです。

このように、昔の記憶に助けられながら完成した《金子みすゞ童謡全集より 八つの詩(うた)》は、2010年NHK広島放送局制作「心のメロディ みんなの童謡コンサート」において、児童合唱版としてNHK広島児童合唱団(指揮 岡田千映子 ピアノ 飯田真理子)、また、2011年広島県合唱フェスティバルにおいて、女声合唱版として女声合唱団コール・ブルーメ(指揮 益田遙 ピアノ 戸田真理)により初演されました。当初、児童合唱版として「私と小鳥と鈴と」「お魚」「大漁」「星とたんぽぽ」の4曲を作曲しましたが、後に、残り4曲を加えたものを児童合唱版及び女声合唱版として完成させました。

この曲集は、一つ一つの曲がそれぞれ違った性格を持っています。金子みすゞのことばたちを邪魔しないよう、詩のもつ世界観を音楽で表現するのは難しいことでしたが、楽譜を見て、その世界観を存分に生かし、演奏していただけると幸いです。

1.私と小鳥と鈴と・・・「私」「小鳥」「鈴」と、かわいらしい言葉と詩に込められたメッセージを明るく軽快に表現しました。最後までスピード感を保ったまま演奏するよう心がけ、44小節から最後にかけては、ピアノの音が切れるまで音を力強く伸ばし、華やかに終わるようにするとよいです。

2.お魚・・・ふと考えた小さな疑問。そんな素朴な雰囲気を音楽でも表現出来たらと思いました。11小節と19小節はリズムの違いを明確にし、“ふ”の表現をおもしろいものにするとよいです。短いポルタメントは、フレーズの終わりにふさわしい程度に。最後の「かわいそう」のせつない繰り返しは、重たくならず素朴に表現するとよいです。

3.蝉のおべべ・・・母と子のやりとりが詩になっています。「蝉も暑くて脱いだのよ」という母のユニークな返事により、子の優しい言葉に繋がります。母の暖かい愛情と子の無邪気さをゆったりと静かに表現しました。Dの部分は、母と子が蝉について思いを巡らせている様子を表現しています。

4.ぬかるみ・・・最初にこの詩を読んだ時、なんて美しい詩だろうと思いました。音楽でもそんな曲が作れたら・・・そう思いました。Cの“とおく”は遠近を感じるよう表現し、51小節から56小節にかけて、速さや強弱が変化しますが、言葉のフレーズは意識して表現するとよいです。

5.金平糖の夢・・・かわいらしさを表現するために、少し難しいリズムになっています。単純な中にも複雑な技巧がある、実は金平糖もそんな風にして作られるのかもしれません。全体的に、かわいらしく軽くはねるような表現が理想です。

6.草原の夜・・・昼間見ている風景が、ときに別世界のように見える・・・。この曲も八つの詩の中で、異色の雰囲気を持つ曲にしたいと思いました。21小節と47小節は速さを調節し、言葉の意味が伝わるように表現するとよいです。ラララ・・・は、草原を飛び跳ねているような気持ちで重くなりすぎないようにするとよいです。

7.大漁・・・私が小学校の時、最初に出逢ったみすゞの詩です。最初の祭りの場面と、Cの部分がうまく対比できるとよいです。70小節から76小節は、陸から海へ場面が移るので、うまく利用するとよいです。Dは、祭りの派手な音楽は、水の中ではこのように聞こえるのだろうという思いを込めています。

8.星とたんぽぽ・・・最初に詩を読んだ時からすぐに音楽が思い浮かび、瞬く間に出来上がりました。前奏のピアノは、星がキラキラ静かに輝いているように。Eから、言葉が分かれて複雑になりますが、どこを強調するというよりは、常に二声が対等であり、Fで美しく一つに入るとよいです。

(坪北紗綾香)

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