
楽曲詳細情報
- 作曲者
- 森田一浩(Kazuhiro Morita)
- 演奏時間
- 4分10秒 (約)
- グレード
- 3.5
- B.Cl.最低音
- Low Es (実音)
- 編成
- クラリネット5重奏
- 販売形態
- 販売譜(スコア+パート譜)
楽器編成
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭
- 3rd Clarinet in B♭
- 4th Clarinet in B♭
- Bass Clarinet in B♭
楽曲解説
変奏曲の素材となった曲は、わが国では「キラキラ星」として知られているが、もとは18世紀後半のフランスで流行したシャンソンで、原題は“Ah, vous dirais - je, Maman(ああ、聞いてください、お母さん)”。日本語のタイトルは、英語の歌詞の“Twinkle twinkle little star”からつけられたものと思われる。
キラキラ星をテーマとした変奏は、古今の多くの作曲家が試みてきたが、この小変奏曲は比較的モダンな和声をベースに、自由な性格変奏をほどこした作品である。1982年に書かれ、同年6月に開催された第3回日本クラリネット協会演奏会で、大橋幸夫、北爪利世、両氏他のメンバーによって初演された。
構成は、テーマと4つの変奏、そしてエピローグからなるが、冒頭のテーマ部分からすでに和声が変更されている。Var.Iはタンキングの統一に。 Var.IIは第1クラリネットのメロディー表現に留意すること。Var.IIIとVar.IVは、ともにリズムが重くなりがちである。2つのパートが3度音程で動くところは、音色を合わせ、正確な音程を心がけよう。
エピローグは、メロディーがモザイクのように、あちこちのパートにはめ込まれている。細かく動く音型の上に、テーマが浮き出るように演奏できたらすばらしい。
(森田一浩)



















