
楽曲詳細情報
- 作曲者
- ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi)
- 編曲
- 田村文生(Fumio Tamura)
- 演奏時間
- 5分00秒(約)
- グレード
- 4
- Trp.最高音
- 1st:↑B、2nd:↑F、3rd:↑Es
- 編成
- 金管8重奏
- 販売形態
- 販売譜(スコア+パート譜)
楽器編成
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 3rd Trumpet in B♭(doub.Flugelhorn in B♭)
- 1st Horn in F
- 2nd Horn in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- Tuba
楽曲解説
合唱が非常に効果的に使用されている。それはオペラの様式的伝統に即していながらも、劇的表出効果は嘗て無いほどに高められたと言えるだろう。ギリシャ劇に源流を持つと言われるコロス(コーラス)の表現は、ヴェルディにおいて、その極致に達したのである。
旧約聖書におけるイスラエル人のバビロン捕囚を題材とした「ナブッコ」、序曲の後に歌われる開幕の合唱「祭りの晴れ着がもみくちゃに」は、バビロニア王ナブッコ率いる軍隊の侵攻を受けたイスラエルの民衆が、聖なるソロモン神殿内で捧げる祈りである。敵軍の咆哮が雷のように神殿に鳴り響くと、イスラエルの民衆は敵対心あらわにする。司祭の男達は、静かながらも力強く祈りを捧げると、乙女達は対照的に、流麗かつ崇高に歌う。そして人々は自らの神とともに、不屈の誓いを新たにする。
(田村文生)























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