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木管アンサンブルでコンテストに臨むならこの作品。軽妙でおしゃれな曲調です。
♪詳細情報♪
作曲者:エリック・サティ(Erik Satie)
編曲: 黒川圭一(Keiichi Kurokawa)
演奏時間:6分15秒 (約)
グレード:3.5
編成:木管8重奏
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
楽器編成
Piccolo(doub. Flute)
Flute
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
♪楽曲解説♪

フランスの作曲家,エリック・サティ(1866‐1925)は「ジムノペディ」「グノシェンヌ」などのピアノ曲「ジュ・トゥ・ヴ」に代表されるカフェ・コンセールのために書かれた楽曲群が一般によく知られていますが、一方で、“音楽界の異端児”などとも称され、教会旋法の導入、(伝統的な和声や対位法において違反進行とされていた)並進行の躊躇ない使用、拍子記号や小節線の撤廃など、その後の印象主義や現代音楽に連なる革新的な技法を作品中に次々に取り込んでいきました。ドビュッシーやラヴェルなどその後の大作曲家たちも、サティに対する強い敬意を持ち続けていたという、西洋音楽史上においても大変重要な作曲家です。

この「風変わりな美女」は、もともとはミュージック・ホールのダンサーの依頼によって書かれた管弦楽曲で、1920年6月に舞台初演さました。その際に主役を飾ったダンサーは、以後“風変わりな美女”と呼ばれたといわれています。後にサティ自身によってピアノ4手用にも編曲されています。

「真面目な幻想曲」という皮肉とも思われる副題が付けられたこの作品は、間奏曲「大リトルネッロ」と3つの舞曲、行進曲「フランスー月世界」,ワルツ「眼の中の神秘的なキス」,カンカン踊り「社交のおえら方」の全部で4つの楽章から構成されています。「リトルネッロ」とは反復して演奏される間奏などを意味しますので、行進曲ーリトルネッローワルツーリトルネッローカンカンという順序で演奏するのが本来なのですが、リトルネッロを曲頭で1回演奏する形でもバランスの良い構成になるでしょう。

演奏にあたっては、この曲でも、サティならではの独特の音の重ねが随所に見られます。特に、内声のパートでは、音が合わせづらかったり狙いづらかったりする場面も多くあることと思いますが、確信を持って自分の楽譜の音を出すようにしてください。また、伴奏パートの音量が旋律を追い越してしまうと、奇妙な響きが突出してしまいかねませんので、各声部のバランスにも十分な配慮が必要です。

この木管8重奏用のスコアは、青梅市立泉中学校吹奏楽部の委嘱により2009年に編曲したもので、同年12月26日に行われた、2009TAMAアンサンブルフェスタにおいて、同校木管8重奏(Picc. 柳桃花,Fl.1 山下菫,Cl.1 吉野奈保子,Cl.2 竹本早希,B.Cl. 黒岩麻衣,A.Sax. 山下萌,T.Sax. 飯田桃華,B.Sax. 若林茉耶)によって編曲初演されました。

(黒川圭一)

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