渚に打ち寄せる波のように調性と無調の間を移ろう楽想と、絶え間ない変拍子で「夏」を表現。
♪詳細情報♪
♪楽器編成♪
Part 1
Piccolo
Flute
Oboe
Violin
Clarinet in E♭
Alto Saxophone in E♭
Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
Trumpet in B♭
Flute
Oboe
Violin
Clarinet in E♭
Alto Saxophone in E♭
Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
Trumpet in B♭
Part 2
Clarinet in B♭
Trumpet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Horn in F
Violin
Trumpet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Horn in F
Violin
Part 3
Clarinet in B♭
Tenor Saxophone in B♭
Horn in F
Viola
Bassoon
Trombone
Euphonium
Violoncello
Tenor Saxophone in B♭
Horn in F
Viola
Bassoon
Trombone
Euphonium
Violoncello
Part 4
Bass Clarinet in B♭
Baritone Saxophone in E♭
Bassoon
Bass Trombone
Euphonium
Tuba
Violoncello
Contrabass
Baritone Saxophone in E♭
Bassoon
Bass Trombone
Euphonium
Tuba
Violoncello
Contrabass
Timpani (opt.)
1st Percussion(opt.)
Snare Drum
Hi-hat Cymbal
Surfdrum
Hi-hat Cymbal
Surfdrum
2nd Percussion(opt.)
Vibraphone
Bass Drum
3 Toms
Suspended Cymbal
Bass Drum
3 Toms
Suspended Cymbal
♪楽曲解説♪
今作はブレーン株式会社の委嘱により2017年春から初夏にかけて制作されました。
私が長年追い求める理想としての「夏」への希求が全面に出された作品となりました。
2017年初頭に作曲された「《スノー・ウィンド》サックス4重奏のための」の姉妹作の位置づけで、変拍子を多用し、調性と無調を取り混ぜたスリリングな楽想が特徴です。
全体は、調性的で輝かしいアレグロのA部分
無調を中心として、変拍子によって拡縮されたアレグロ・オスティナートのB部分
転調を含み、後半には「潮騒」の音と共に低音パートのソロが演奏されるアダージョのC部分
による、序奏+ABCBA+コーダの構成で、変則的な三部形式とも言うことができます。
楽しい夏、今までになかった夏、冒険溢れる夏を表現してみてください。
初演でもあるレコーディングでは金管四重奏と打楽器の編成で演奏されていますが、
四声のフレキシブルアンサンブルとして、絃楽器を含め様々な編成に対応しています。
打楽器はオプションです。人数が少ない場合は1st Perc.を優先して演奏しましょう。
名手がいる場合はできるだけ1stと2ndの楽器を同時に演奏するよう工夫をしてみてください。
多人数で演奏する場合、必要最低限の楽器の休みの指示は記載されていますが、
部分部分のダイナミクスや楽想に応じて、適宜休ませる楽器を設定してください。
本作が多くの人の手によって演奏されることを楽しみにしています。
(鹿野草平)