楽曲詳細情報
- 作曲
- ジョン・マッキー(John Mackey)
- グレード
- 上級
- 編成
- アンサンブル(輸入楽譜)
- 販売形態
- スコア+パート譜
楽器編成
Soprano Saxophone in B♭
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
楽曲解説
2012年、Zzyzx Quartet(ジージックス・カルテット)の委嘱によって作曲された『Unquiet Spirits』は、アメリカの作曲家ジョン・マッキーが初めて手がけた、サクソフォーン四重奏のためのオリジナル多楽章作品です。2013年、第36回 Navy Band Saxophone Symposiumで初演されました。
タイトルの “Unquiet Spirits” は、「落ち着かない魂」「騒がしくさまよう霊」といった意味を持ち、全3楽章を通して描かれる、不安定でどこか不気味な雰囲気を表しています。
第1楽章は、じっとしていられないような落ち着きのなさを感じさせる音楽です。絶えず前へ進むエネルギーが次第に高まり、最後には荒々しいリズムがぶつかり合う激しいクライマックスへと突入します。
第2楽章は、どこかバランスの崩れた、一筋縄ではいかない「踊り」の音楽です。4本のサクソフォーンが複雑に絡み合い、互いの旋律を受け渡しながら進んでいきます。中間部には、ワルツを思わせながらも不気味さを漂わせるテーマが現れ、独特の幻想的な空気を生み出します。
第3楽章は、ほとんど休むことなく高速で突き進む、非常にスリリングな楽章です。作曲者自身が “barn burner”、つまり「猛烈に盛り上がる、圧倒的に熱い曲」と表現しています。四重奏のメンバーは16分音符の高速フレーズを次々と受け渡し、鋭いシンコペーションと目まぐるしく変化する拍子が、音楽を激しく渦巻かせます。
その中でテナーサクソフォーンが、しなやかで妖しい旋律を奏で、ほかの楽器を自分の世界へ誘い込もうとします。しかし、その旋律もやがて四重奏全体の容赦ないほどの運動とエネルギーの奔流に飲み込まれていきます。













