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原題:Voice/Toru Takemitsu
無伴奏フルート:ヴォイス/武満徹【ソロ輸入楽譜】

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- 在庫なし お取り寄せ約2~4週間
- 商品コード
- SLB00447400
- JANコード
- 9790048001299
- メーカー
- サラベール(Editions Salabert)
楽曲詳細情報
- 作曲
- 武満徹(Toru Takemitsu)
- 編成
- 無伴奏フルート
楽器編成
Flute
楽曲解説
武満徹の《Voice for Solo Flautist》は、1971年に東京で作曲され、スイスの名フルーティスト、オーレル・ニコレに献呈された無伴奏フルート作品です。この曲は、日本の詩人・瀧口修造の『手作り諺』に収められた詩の一節――「Qui va la? Qui que tu sois, parle, transparence!(そこにいるのは誰?誰であろうと語れ、透明なものよ!)」――から着想を得ており、その詩の言葉は英語とフランス語で楽曲全体に織り込まれています。
作品の最大の特徴は、フルートという楽器を「声(Voice)」として捉え、演奏者の身体性と表現力を最大限に引き出すように構成されている点です。演奏では、キーを叩く打楽器的奏法、舌打ち、フルートを吹きながら同時に歌う・叫ぶ・話す・ハミングする奏法、四分音(クォータートーン)、倍音、マルチフォニック、スプリット・フィンガリングによる和音、トリル、フラッタータンギング、トレモロなど、さまざまな拡張技法が用いられます。
こうした技法は単なる演出ではなく、「声」と「音楽」の境界を曖昧にし、人間の内なる詩的世界を音響として描き出す手段となっています。『Voice』は、現代フルート作品の中でも極めて象徴的かつ革新的な一作であり、演奏者には高度な技術と詩的感性が求められる傑作です。
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