
A.グラズノフ (榛葉光治)/Gr.4/11:00

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♪詳細情報♪
楽曲構成:
序奏、スペインの踊り、第一幕 ヴァリエーションⅠ、ギャロップ、アポテオーズ
作曲:アレクサンドル・グラズノフ(Aleksandr Konstantinovich Glazunov)
編曲:榛葉光治(Koji Shimba)
演奏時間:11分00秒(約)
グレード:4
最少演奏人数:28名
主なソロパート: Fl. / Ob. (or Picc.,Fl.) / B♭Cl.
Trp.最高音: 1st / As 2nd / F 3rd / D
編成:吹奏楽(小編成)
序奏、スペインの踊り、第一幕 ヴァリエーションⅠ、ギャロップ、アポテオーズ
作曲:アレクサンドル・グラズノフ(Aleksandr Konstantinovich Glazunov)
編曲:榛葉光治(Koji Shimba)
演奏時間:11分00秒(約)
グレード:4
最少演奏人数:28名
主なソロパート: Fl. / Ob. (or Picc.,Fl.) / B♭Cl.
Trp.最高音: 1st / As 2nd / F 3rd / D
編成:吹奏楽(小編成)
▼楽器編成▼
Piccolo
1st Flute
2nd Flute
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
E♭ Clarinet (opt.)
1st B♭ Clarinet (opt. div.)
2nd B♭ Clarinet (opt. div.)
3rd B♭ Clarinet (opt. div.)
Bass Clarinet
1st Alto Saxophone
2nd Alto Saxophnoe
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
1st Flute
2nd Flute
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
E♭ Clarinet (opt.)
1st B♭ Clarinet (opt. div.)
2nd B♭ Clarinet (opt. div.)
3rd B♭ Clarinet (opt. div.)
Bass Clarinet
1st Alto Saxophone
2nd Alto Saxophnoe
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
1st Trumpet
2nd Trumpet
3rd Trumpet
1st Horn in F
2nd Horn in F
3rd Horn in F
1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone
Euphonium (opt. div.)
Tuba (opt. div.)
String Bass (opt.)
2nd Trumpet
3rd Trumpet
1st Horn in F
2nd Horn in F
3rd Horn in F
1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone
Euphonium (opt. div.)
Tuba (opt. div.)
String Bass (opt.)
Timpani
【1st Percussion】
Suspended Cymbal
Castanets
Snare Drum
Triangle
【2nd Percussion】(2名)
Crash Cymbals
Bass Drum
Glockenspiel (opt.)
【3rd Percussion】
Triangle
Vibraphone (opt.)
Harp (or Piano)
※スペインの踊りのみ使用
Celesta (or Piano, Vibraphone, Glockenspiel)
※第一幕 ヴァリエーションⅠのみ使用
♪楽曲解説♪
アレクサンドル・グラズノフ(1865~1936)はチャイコフスキーとストラヴィンスキーの狭間、ロシア・ロマン派の過渡期に活躍した作曲家で、ロシア5人組のタネーエフ、リムスキー=コルサコフらから受け継いだロシア国民楽派と西洋音楽の様式を融和させ、色彩豊かな管弦楽法・和声法と抒情的かつ優雅な旋律、洗練された作風がロシア音楽史上重要な位置を占めており、「ロシアのブラームス」と異名をとるくらい、対位法や動機の構築性が秀逸で特徴的です。
また、作曲家としてだけでなく、指揮者・教育者としてもその類いまれなる才能を多岐に渡って発揮した非凡な人でもあります。
ロシア音楽の楽譜出版社として有名なベライエフ(ベリャーエフ)に寵愛され、創業のきっかけにもなりました。
門下生の一人にショスタコーヴィチがいるのは有名な話ですが、グラズノフの人柄や逸話など面白いエピソードが「ショスタコーヴィチの証言」という本に書いてありますので、そちらもご一読することをおすすめします。
このバレエ音楽「ライモンダ」は、同音楽「四季」と並び成熟期に書かれた、彼の最も有名な作品の一つです。
ストーリーは美女ライモンダを巡って、婚約者のジャンと夢の世界から現実世界に現れたサラセンの王子アブデラフマンが彼女に求愛し、婚約者を賭けて決闘をするという単純なお話ですが、音楽はバラエティに富んでいて、様々な種類の踊りや抒情的で甘美な旋律が余すところなく全体に散りばめられ、バランスよく構成されています。
また、作曲家としてだけでなく、指揮者・教育者としてもその類いまれなる才能を多岐に渡って発揮した非凡な人でもあります。
ロシア音楽の楽譜出版社として有名なベライエフ(ベリャーエフ)に寵愛され、創業のきっかけにもなりました。
門下生の一人にショスタコーヴィチがいるのは有名な話ですが、グラズノフの人柄や逸話など面白いエピソードが「ショスタコーヴィチの証言」という本に書いてありますので、そちらもご一読することをおすすめします。
このバレエ音楽「ライモンダ」は、同音楽「四季」と並び成熟期に書かれた、彼の最も有名な作品の一つです。
ストーリーは美女ライモンダを巡って、婚約者のジャンと夢の世界から現実世界に現れたサラセンの王子アブデラフマンが彼女に求愛し、婚約者を賭けて決闘をするという単純なお話ですが、音楽はバラエティに富んでいて、様々な種類の踊りや抒情的で甘美な旋律が余すところなく全体に散りばめられ、バランスよく構成されています。
編曲と演奏のポイントについて
この吹奏楽編曲は全曲中で特に親しみやすく、かつ演奏効果の高い楽曲を抜粋し、以下のように構成しました。
1、第一幕(第一場)No.1 序奏 Introduction
2、第二幕 グラン・ディベルティスマン~No.26 スペインの踊り Grand Pas espagnol
3、第一幕(第二場) No.14 グラン・パ・ダクシオン~ヴァリエーション1 Variation Ⅰ
4、第三幕 No.37 ギャロップ Galop
5、第三幕 No.38 アポテオーズ Apotheose
オプションパートであるOb・Fg・E♭Cl・St.Bassは音色の種類や変化のためにできる限り入れる方が望ましいですが、それらがなくても、十分に演奏できるよう配慮・工夫をしました。
div.に関しては他パートの補強を行ったものですので、人数の都合が合わない場合、Clは上のパート、Euph.,Tubaは下のパートを演奏してください。
それぞれのバンドの事情もあると思いますので、教育的な配慮での補強やオクターブ補正等は柔軟にしていただいて構いません。
クラシック音楽の素晴らしさをこの親しみやすい音楽を通じて、改めて共有していただければ、編曲者としてこんなに大きな喜びはありません。
1、第一幕(第一場)No.1 序奏 Introduction
2、第二幕 グラン・ディベルティスマン~No.26 スペインの踊り Grand Pas espagnol
3、第一幕(第二場) No.14 グラン・パ・ダクシオン~ヴァリエーション1 Variation Ⅰ
4、第三幕 No.37 ギャロップ Galop
5、第三幕 No.38 アポテオーズ Apotheose
オプションパートであるOb・Fg・E♭Cl・St.Bassは音色の種類や変化のためにできる限り入れる方が望ましいですが、それらがなくても、十分に演奏できるよう配慮・工夫をしました。
div.に関しては他パートの補強を行ったものですので、人数の都合が合わない場合、Clは上のパート、Euph.,Tubaは下のパートを演奏してください。
それぞれのバンドの事情もあると思いますので、教育的な配慮での補強やオクターブ補正等は柔軟にしていただいて構いません。
クラシック音楽の素晴らしさをこの親しみやすい音楽を通じて、改めて共有していただければ、編曲者としてこんなに大きな喜びはありません。
(榛葉光治)
榛葉光治 プロフィール
東京音楽大学作曲指揮専攻〈指揮〉卒業。
これまでに指揮を紙谷一衛、ウェリサー・ゲンチェフ、汐澤安彦、広上淳一の各氏に師事。
ピアノを大谷真美子、小高明子、和声・スコアリーディングを坪能克裕、土屋雄、トランペットを林昭世、クラリネットを内山洋の各氏に師事。
2003年ルーマニア国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団を振りデビューを飾る。
柏ウィンドシンフォニー常任指揮者。
現在、指揮活動の傍ら、各方面の団体の指導や編曲活動も精力的に行っている。
これまでに指揮を紙谷一衛、ウェリサー・ゲンチェフ、汐澤安彦、広上淳一の各氏に師事。
ピアノを大谷真美子、小高明子、和声・スコアリーディングを坪能克裕、土屋雄、トランペットを林昭世、クラリネットを内山洋の各氏に師事。
2003年ルーマニア国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団を振りデビューを飾る。
柏ウィンドシンフォニー常任指揮者。
現在、指揮活動の傍ら、各方面の団体の指導や編曲活動も精力的に行っている。
曲の演奏ノウハウをシェア!吹きレポ♪
S.Y
部門:高等学校(21人)
本番までの練習時間:4ヶ月
高等学校の吹奏楽コンクール県大会にて、21人で演奏しました。私が中学生の頃に他の人の編曲でしたが自由曲で取り上げ演奏した曲であり、生徒たちにもこの曲の良さを知って貰いたくて選曲しました。
楽章が5楽章あり、その中でもスペインの踊り、第一幕 ヴァリエーションⅠ、ギャロップを選び練習いたしました。 スペインの踊りでは、なかなか木管の旋律と、その他の楽器の伴奏とでテンポの感じ方があわず、とても苦労をしました。そのためスペインの踊りをライモンダだけでなく、他のバレエ音楽の中の映像をYouTubeで探して生徒たちと見て、様々なバレエの踊りからヒントを得て、自分たちなりに考えていくうちに気持ちがまとまり、テンポがあってきたのを今でも思い出します。 第一幕 ヴァリエーションⅠでは、どれだけ可愛らしさが出るかを考えて演奏しました。初めはピアノでチェレスタの部分を演奏していたのですが、どうしても曲の世界観が出なかったため、夏休みに入り急遽、チェレスタをお借りしコンクールに出ました。ただそこまでこだわったお陰か、とても良い演奏だったと褒めてもらえたのを今でも覚えています。なので無理のない範囲で、用意できるのであればチェレスタを用いて演奏することをお勧めいたします。
最後にギャロップですが、ここでも木管の旋律と他の楽器の伴奏とで合わせるのに苦労しました。特にですが、繰り返し出てくるテーマに生徒たちは指が回らなかったりと苦労していました。ただ、ゆっくりから練習していくうちに慣れていき、できるようになっていったのを覚えています。諦めて雑になっていた時もありましたが、やればやるほどできてきたのを体感したようで、最後コンクールでは楽しそうに演奏していました。さらにその後にある、オーボエのソロ(私がやった時はフルートでやりました)、クラリネットのソリの部分を仕上げるのが一番この曲の難所でした。ただ、奇跡的に音大を目指していたクラリネットの子がいてその子に釣られて他の子も上手になり難を逃れました。こういう子がいなかったらと思うと今でもゾッとします。 最後に人生の中で1度しかない学校生活、その貴重な1年をこの曲とともに一緒に過ごせたことを生徒ならびに関係者の方々にとても感謝してます。
楽章が5楽章あり、その中でもスペインの踊り、第一幕 ヴァリエーションⅠ、ギャロップを選び練習いたしました。 スペインの踊りでは、なかなか木管の旋律と、その他の楽器の伴奏とでテンポの感じ方があわず、とても苦労をしました。そのためスペインの踊りをライモンダだけでなく、他のバレエ音楽の中の映像をYouTubeで探して生徒たちと見て、様々なバレエの踊りからヒントを得て、自分たちなりに考えていくうちに気持ちがまとまり、テンポがあってきたのを今でも思い出します。 第一幕 ヴァリエーションⅠでは、どれだけ可愛らしさが出るかを考えて演奏しました。初めはピアノでチェレスタの部分を演奏していたのですが、どうしても曲の世界観が出なかったため、夏休みに入り急遽、チェレスタをお借りしコンクールに出ました。ただそこまでこだわったお陰か、とても良い演奏だったと褒めてもらえたのを今でも覚えています。なので無理のない範囲で、用意できるのであればチェレスタを用いて演奏することをお勧めいたします。
最後にギャロップですが、ここでも木管の旋律と他の楽器の伴奏とで合わせるのに苦労しました。特にですが、繰り返し出てくるテーマに生徒たちは指が回らなかったりと苦労していました。ただ、ゆっくりから練習していくうちに慣れていき、できるようになっていったのを覚えています。諦めて雑になっていた時もありましたが、やればやるほどできてきたのを体感したようで、最後コンクールでは楽しそうに演奏していました。さらにその後にある、オーボエのソロ(私がやった時はフルートでやりました)、クラリネットのソリの部分を仕上げるのが一番この曲の難所でした。ただ、奇跡的に音大を目指していたクラリネットの子がいてその子に釣られて他の子も上手になり難を逃れました。こういう子がいなかったらと思うと今でもゾッとします。 最後に人生の中で1度しかない学校生活、その貴重な1年をこの曲とともに一緒に過ごせたことを生徒ならびに関係者の方々にとても感謝してます。