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投稿エピソード#06

大津シンフォニックバンド 中嶋民男先生/創立30周年記念演奏会パンフレットより抜粋

2020年9月3日

吹奏楽のための交響的印象「海響」/和田 薫

  1999年は入団者が増え、OSBが新たな活力を得た年でありました。前年ともかく結果を残せたことで、団にも再び活気が戻りつつありました。コンクールに関しても、前年の勢いを持続させたいとの思いが強く、自由曲の選曲も基本的には前年の方針を踏襲し、律動的かつ土俗的で勢いのある曲を探すことになりました。が、なかなかこれだと思う曲がなく、この路線での選曲は半ば諦めかけていました。そんな頃、和田 薫氏の事務所に問い合わせの電話をかけてみると、思いもかけず『吹奏楽のための交響的印象「海響」』なる新曲の存在を教えてもらえました。デモテープを聴いてみると・・・荒々しい波しぶきと夜の静寂、そして大漁旗をはためかせながら勢いよく海原を走る漁船の群れ、これぞまさに探し求めていた曲でした。この曲の後半は、太鼓の乱れ打ちが聴かせどころであると同時に見せ場でもあるということで、パーカッションのメンバーには、演奏の途中で通常の舞台衣装から黒のタンクトップにリストバンド、鉢巻きという<いなせ>ないでたちに変身する演出も導入しました。これには意表をつかれた聴衆も多かったろうと思います。全国大会連続出場を果たしたこの年は、本番のステージを思う存分楽しませてもらいました。そして、このコンクールから「OSB=邦人作品」という強力なイメージや評判が確立されていくようになりました。(大津シンフォニックバンド中嶋民男、大津シンフォニックバンド創立30周年記念演奏会パンフレット、コンクール回顧録「山あり谷あり」より抜粋)

 

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