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投稿エピソード#25

川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団 越川博さん(団長)/指揮者交代を経験した苦しい時期を経て―

2020年9月3日

選曲の理由/選曲時のエピソード:2代目常任指揮者の福本信太郎先生推薦―

 リベルテは今年で創団40周年を迎えますが、この年の自由曲「ハリソンの夢」は2代目の常任指揮者に就任された福本信太郎先生から推薦された作品です。この作品以降は全て福本先生の推薦及び委嘱案です(ストコフスキーの鐘、鳳凰が舞う、エクストリーム・メイクオーヴァー、カプモン、時に道は美し、等)。ハリソンを練習している際に、もっと良い作品があると紹介されたのが、翌年に自由曲として演奏した「ストコフスキーの鐘」です。

 

練習時の苦労話:金管バンド楽譜の冒頭部分を追加―

 練習を重ねて行く中、元々はイギリス・金管バンドコンテストの課題曲でしたので、その参考音源を聴いて冒頭のTp&コルネットのトリルは金管バンドの楽譜の部分  を追加するアイデアを私が提案し採用されました。

 

当時のバンドについて:指揮者交代を経験した苦しい時期―

 福本先生に急遽指揮者をお願いした2001年の自由曲は、サックス奏者には無縁の「マーラーの交響曲第5番より2楽章」でした。全日本へは連続して出場できましたが、久しぶりの銀賞でした。
 翌年、現NHK交響楽団ビオラ奏者の御法川雄矢さんでも全日本で2年連続の銀賞を受賞したので、この年に福本先生で金賞を受賞できた「ハリソンの夢」は、指揮者交代を経験した苦しい時期のリベルテにとっても思い出深い作品です。

 

本番時のエピソード:本番のテンポ―

 福本先生はお若いせいか、ご自身でも仰っているように本番が早くなる傾向があります。毎年コンクール直前のタイムはよく12分を越えますが、本番で30秒以上早くなることもまれにあります。
 私は客席で聴いていましたが、ハリソンのクライマックスは心の中で「もっと速く! もっと速く行け!」と叫んでいましたが、残念ながら速さには限界がありました(^^;)
 日頃からご厚意にして頂いている仲田守先生から当日の演奏を初めて褒められたと伺い嬉しかったのを覚えています。

 

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