
美しいメロディと音楽の高まりをしっかりと感じられる
美しいメロディと音楽の高まりをしっかりと感じられる曲です。それでいて楽譜が難しすぎないところに作曲者の優しさを感じます。編成は8パート+打楽器となっています。管楽器だ
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Oboe
Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
Alto Saxophone in E♭
Trumpet in B♭
Oboe
Clarinet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Trumpet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Trumpet in B♭
Horn in F
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Horn in F
Trombone
Clarinet in B♭
Tenor Saxophone in B♭
Horn in F
Trombone
Euphonium
Bass Clarinet in B♭
Tenor Saxophone in B♭
Trombone
Euphonium
Bass Clarinet in B♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
Trombone
Euphonium
Bass Clarinet in B♭
Baritone Saxophone in E♭
Bass Trombone
Tuba
String Bass
Suspended Cymbal
Triangle
Wind Chime
Vibraphone
この作品は、今から20数年前、惜しまれつつ閉校となった富山県魚津市の学校をテーマに作曲されたものです。
小高い森の丘の上に建てられたこの学校では、かつて多くの生徒が学び、かけがえのない青春のひと時を過ごしました。しかし少子化などの影響を受けて閉校となることが決定。在学生や卒業生、関係者、地域の方々に大きな衝撃を与えました。
思い出の詰まった学校の閉校をそれぞれどのような想いで迎えたのか。作曲者も、学校で教鞭をとる1人として身につまされる想いでいっぱいになります。自分の力ではどうすることもできないやるせなさ、悲しみを受け入れ、その場所で過ごした様々な思い出は、やがて時間の経過と共に昇華され、その場所に学校はなくともそれぞれの心の中に生き続けていく――といった心の動きがあるのでは、と思いながら作曲されました。
曲名は直訳すると「森の学校」という意味のフランス語です。舞台となったのが小高い森の丘の上の学校ということと、この学校の校舎がその後民間活用され、「新川学びの森天神山交流館」という名で地域の文化活動に広く貢献していることに由来します。近年、少子化により学校の閉校・統合が進み、全国各地で似たような経験をするケースが多くなると思いますが、そのような時も大切な思い出を心の片隅に置いて、その後の人生を力強く歩んで頂きたいという想いが曲にこめられています。
2023年、富山県新川地区で活動するジェイド・ブラスアンサンブルの委嘱作品として作曲され、のちに作曲者によってフレキシブル・アンサンブルに改編されました。
(広瀬勇人)