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小さな森のラ・フォリア 吹奏楽のための幻想曲【スコアのみ】/伊藤康英【吹奏楽販売楽譜】

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在庫あり
商品コード
NAS-BT440A
JANコード
4995751818775
メーカー
イトーミュージック
¥2,200(税込)
税抜 ¥2,000
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♪詳細情報♪

東京佼成ウインドオーケストラ委嘱曲「ラ・フォリア〜吹奏楽のための協奏曲」をベースに練馬区立開進第三中学校吹奏楽部のために作曲。夜明けを感じさせる木管の繊細なアンサンブル、嵐のようなダイナミックなトゥッティ、悠久の美を讃える抒情的なコラールが聴くものを「神秘の森」に誘う。どの部分を切り取っても美しい、まさに小編成バンドに捧げる美曲である。

また金管楽器を倍管にし、それに応じて木管の人数も増やした場合、大編成での演奏も可能である。その場合、練習番号6では、ユーフォニアムのパートをトロンボーンで重ねると効果的である。


作曲者:伊藤康英(Yasuhide Ito)
演奏時間:6分20秒 (約)
グレード:3
主なソロパート:Chimes Flute Timp. BbCl.
トランペット最高音:1st:↑A
演奏最小人数:24人
編成:吹奏楽
販売形態:販売楽譜(スコア+パート譜)

▼楽器編成▼

Flute 1
Flute 2
Piccolo
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
Clarinets in Bb 1
Clarinets in Bb 2
Clarinets in Bb 3*
Bass Clarinet in B♭
Alto Saxophone in E♭ 1
Alto Saxophone in E♭ 2
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭

Horns in F 1, 2
Horn in F 3*
Trumpet in B♭ 1
Trumpet in B♭ 2
Trumpet in B♭ 3*
Trombone 1
Trombone 2
Euphonium
Tuba

*省略可

Timpani

Percussion 1
Cow Bell
Snare Drum
3 Toms
Percussion 2
Castanet
Suspended Cymbal
Bass Drum
Percussion 3
Wind Chime
2 Triangles
Cymbals
Tambourine
Tam
Percussion 4
Chimes
Xylophone
Glockenspiel
Vibraphone
Marimba (opt.)

♪楽曲解説♪

「ラ・フォリア(la folia[ポルトガル語]あるいはla follia[イタリア語])」とは、「狂気の」という意味が示すように、もともとは非常にテンポの速い、イベリア半島起源とされる3拍子系の舞踏。17世紀になると、落ち着いた性格のものとなり、特定の固執低音(バッソ・オスティナート)に基づく変奏曲形式がとられるようになった。コレッリ(A.Corelli)の「ソナタ」(作品5-12)や、リスト(F.Liszt)の「スペイン狂詩曲」、ラフマニノフ(S.Rakhmaninov)の「コレッリの主題による変奏曲」など、様々な作曲家がフォリアを題材にした作品を書いている。

この「ラ・フォリア」を題材に、2013年3月に、東京佼成ウインドオーケストラからの委嘱作品を書き上げた。「ラ・フォリア~吹奏楽のための小協奏曲」である。これは、プロフェッショナルのバンド用の、きわめて難易度の高い作品である一方、同じ要素を用いてコンパクトにまとめて2013年12月に書き上げたのがこの作品。東京都練馬区立開進第三中学校吹奏楽部委嘱。題名の「小さな森」は、吹奏楽部のメンバーがこの曲のイメージを話し合って付けたもの。2014年夏のコンクールの小編成部門にて初演された。題名の欧文はイタリア語。Lorenzo Della Fonteさんの協力を得た。

中学生のために書いた作品とは言え、音楽的な内容はかなり充実させたので、勉強する箇所はかなりたくさんあるだろう。もちろん、大人向きにも手応えのある作品となっている。全体は自由な変奏曲になっており、和声も自由に変化させているが、概ね練習番号に沿って変奏が進んでいく。

小編成作品なので、理想としては、各パート1人ずつ(ただしクラリネットは各2)で、管楽器は計24人となる。スコア中には書かれていないが、オーボエとバスーンを加えることができる。また、第3クラリネット、第3ホルン、第3トランペットがなくても演奏できる(その場合の管楽器の最小演奏者数は18名となる)。打楽器が多数使用されているが、括弧付の箇所を省くことで、6名で演奏できる。さらに工夫することで人数を減らすこともできるだろう。

こういった小編成ながら最大限の音色を作り出せるように、オーケストレイションにはかなり工夫を凝らした。どの楽器がどこと絡み合っているか、スコアをよく研究して演奏に臨みたい。

一方、金管楽器を倍管 にし、それに応じて木管の人数も増やした大編成での演奏も可能である。その場合、練習番号6では、ユーフォニアムのパートをトロンボーンで重ねると効果的である。

(伊藤康英)

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